いじめ事件関連年表

いじめ事件に関する出来事を年表形式でまとめています。

~1979年

1955年3月22日 東京都葛飾区で「同居の甥がいじめられていたことの仕返し」として近所の小学生を連れ出し殺害したとして、警視庁が同区在住の男性容疑者(当時20歳)を逮捕。

1963年2月20日 「1961年11月、いじめの仕返しとして東京都大田区立小学校の教室に乗り込んだが、いじめた相手がいなかったので居合わせた児童を脅し金品を奪うなどした」として、小学校4年男児を補導。

1972年8月 子ども向けテレビドラマの悪役と同じ名前だったことを理由にいじめられたとして、西ドイツ国籍で兵庫県在住・地元の小学校に通う児童が、制作サイドに対して悪役の名前の変更を求めて仮処分申請したと報じられる。制作側は「偶然の一致」としたものの、放送時に「実在の人物とは無関係」のテロップを入れ、児童側とも後に和解。番組も同年11月で終了。

1975年2月25日 自分の息子が近所の子どもからいじめられていたことへの報復として、たまたま自宅前を通りかかった中学生を呼び止めて自宅に監禁し刃物で脅すなどしたとして、警視庁立川署は東京都立川市在住の男性容疑者(当時38歳)を逮捕。被害者は「身に覚えがない」としているという。

1975年12月8日 神奈川県藤沢市立八松小学校6年の男子児童が自宅で自殺。いじめを受け学校に行くのを嫌がっていたという証言があった。

1979年9月9日 埼玉県上福岡市立上福岡第三中学校(現校名・ふじみ野市立花の木中学校)1年の男子生徒が市内のマンションから飛び降り自殺。生徒への日常的ないじめがあり保護者が学校に相談していた。また同年6月にも飛び降り自殺を図ろうとしていた。

1980~1989年

1981年3月2日 宮城県鳴瀬町立野蒜小学校(のち東松島市立。東日本大震災の影響により2016年に東松島市立宮野森小学校に統廃合し閉校)6年の児童が「友だちにいろいろ言われるので死にたい」といじめを受けたことをほのめかす遺書を残して自殺。

1983年2月4日 埼玉県所沢市立中学校3年の男子生徒が学校から帰宅途中、同級生をナイフで刺殺。刺した生徒は普段からこの同級生からいじめを受けていて、事件直前に同級生がこの生徒に暴力を振るったことでもみあいになった。ナイフは当日の授業で使用し、自宅に持ち帰るために所持していたという。

1984年10月14日 群馬県富士見村立(現・前橋市立)富士見中学校2年の男子生徒が、所属するバスケットボール部内でのいじめを苦に自殺図り重体になる。

1984年11月1日 大阪市城東区の私立大阪産業大学高校(現・大阪産業大学附属高校)に通っていた男子生徒2人が、同級生からのいじめを苦にしてこの男子生徒を殺害。

1985年6月 福島県須賀川市でいじめを口実に加害者側から金銭を脅し取ろうとしたとして、母親とその知人の暴力団員が逮捕されていたことがわかった。母親が「自分の息子が学校でいじめにあった」として暴力団員に相談、共謀して金銭を要求した。

1985年8月7日 群馬県前橋市立第六中学校で1983年7月、当時1年の男子生徒が同級生から暴行を受け植物状態になったとして訴えた訴訟で、学校の管理責任を認め前橋市が3800万円を支払う内容で、前橋地裁で和解が成立。

1985年10月 大阪府南河内郡の私立中学校2年だった男子生徒が1983年、同級生から現金を要求される・暴行を受ける・カバンに虫を入れられるなどのいじめを受け、暴力を受けて全身打撲で一時入院したなどとして、加害生徒6人とその保護者に約224万円の損害賠償を求めた訴訟で、加害者側が要求額全額を支払う内容で和解が成立したことが明らかになる。

1985年11月20日 東京都大田区立羽田中学校2年の女子生徒が、クラスでいじめの加害行為を強要されようとしたことを苦にする遺書を残して自殺。警視庁は1986年1月までに、いじめグループ13人を補導し、うち中心となっていた6人を書類送検。6人が中心となり、他の生徒を「舎弟」として引き入れて標的の生徒へのいじめを強要していた。

1986年2月1日 東京都中野区立中野富士見中学校(現在は統廃合で閉校)2年の男子生徒が自殺。生徒は同級生2人の実名を名指しし「このままでは『生きジゴク』になっちゃうよ」などといじめを苦にしていると訴える遺書を残していた。いじめの一環として「葬式ごっこ」がおこなわれ、教諭4人も加担していたことが明らかになった。

1986年2月22日 三重県尾鷲市立中学校1年の女子生徒がいじめを苦にして自殺を図り翌日死亡。小学校1年の時に市の外れから市街地中心部の学校に転校したが、言葉の違いなどでいじめられ、中学校でもいじめが続いていた。前日には校内のクラス対抗スポーツ大会で、同級生の女子生徒5人から全裸にされて殴られるなどの集団暴行を受けていた。

1986年2月22日 大阪市立橘小学校(西成区)6年の男子児童が、いじめを訴える遺書を残して自殺。4人グループからプロレスごっこと称した暴行などを受けていた。「この児童がいじめを受けている」と同級生が担任教諭に訴えていたが、教諭や学校側が隠蔽したことも指摘された。

1986年3月31日 大阪府高石市立高石中学校1年男子生徒がいじめを苦にして1980年9月に自殺し、遺族が高石市と加害生徒6人を相手取り訴えた民事訴訟、「高石市は遺憾の意を表明し、教訓を教育行政や教育現場に活かす努力をする」「加害者側は連帯して慰謝料200万円を支払う」内容で、大阪地裁堺支部で和解が成立。

1987年1月13日 東京都品川区立浜川小学校5年の男子児童が、品川区内のマンションから飛び降り自殺。いじめを受けていたと訴えていた。

1988年2月 東京都町田市立小学校で、慢性肝炎の持病を持つ2年の男子児童が、病気を理由に同級生から「近寄るな」などといじめを受けていたことが報じられる。同級生の保護者は「うつるから一緒に遊ばせないで」などと申し入れていたという。一家は転居と別の学校への転校を余儀なくされた。

1988年7月15日 神奈川県平塚市立山城中学校に草刈鎌とおのを持った男が乱入し、授業中の3教室を襲撃して生徒8人に重軽傷を負わせる。犯人は近所に住む男(当時29歳)で、同校の生徒からからかわれたり石を投げられたりするなどの嫌がらせを繰り返し受けたとして、学校に被害を訴えていたという。

1988年9月26日 奈良県河合町立河合第一中学校2年の男子生徒が、いじめへの報復として、いじめ加害生徒をバットで殴り死亡させる。

1988年12月21日 富山市立奥田中学校1年の女子生徒が、同級生からのいじめを訴える遺書を残して自殺。

1989年3月 千葉県柏市で不審火相次ぐ。千葉県警は3月17日、柏市立中学校1年の生徒を容疑者として検挙。「学校でいじめられていた腹いせで放火した」と話したという。

1990年代

1990年

1990年2月3日 福岡市立中学校3年の女子生徒が1989年12月15日に「いじめられ死にたい」とする遺書を残して自殺した問題で、いじめに加担したとして、同級生の女子生徒5人を暴力行為の疑いで書類送検。

1990年12月26日 「福島県いわき市立小川中学校3年の男子生徒が1985年9月25日に自殺したのはいじめが原因。学校が適切な対応をしなかった」として遺族が訴えた訴訟で、福島地裁いわき支部はいじめと自殺との因果関係を認め、市に約1900万円を認めるよう命じる判決。双方とも控訴せず判決確定。加害生徒とは1990年8月に和解金500万円を支払う内容での和解が成立している。

1991年

1991年1月 佐賀県出身の男性(当時27歳)が、「中学生時代に受けたいじめへの報復」として1991年の正月に出身中学校の同窓会を開き、毒入りビールや爆発物で同級生を殺害する計画を立てていたことが発覚。事前に摘発されて未遂に終わっていた。

1991年6月14日 鳥取県倉吉市立河北小学校の音楽専科の女性教諭が6年の音楽の授業中、「ある男子児童が授業中の質問に答えられず黙っていた」などとして、「お前は死人か」などと罵倒したうえ、音楽室の備品のメトロノームを児童の前に突きつけ、「葬式をしてあげよう」などと発言しながら、葬式の読経の際のかねを真似てメトロノームの音を鳴らす「葬式ごっこ」いじめをおこなった。

1991年6月15日 福岡市立長尾中学校で3年を担任していた男性教諭がホームルーム中、尿検査の結果が思わしくなかった生徒を名指しして「葬式ごっこ」を首謀し、クラスの生徒に参加を強要。

1991年11月15日 大阪府豊中市立第十五中学校3年の女子生徒が、同級生4人から集団暴行を受け1週間後に死亡。被害生徒が障害を持っていたことを理由としたいじめがあったことが指摘されている。豊中市は当時、障害児を通常学級で学習させる交流教育に取り組み、障害児教育の先進地と認識されていた。そのため、障害児教育のあり方と結びつけて事件をとらえ るような報道・分析等もおこなわれた。

1992年

1993年

1993年1月13日 山形マット死事件。山形県新庄市立明倫中学校1年の男子生徒が、体育館のマットに上半身を押しこまれた状態で窒息死しているのが発見される。同級生7人が関与したいじめと指摘されたが、刑事処分・民事訴訟とも判断は二転三転した。

1993年4月20日 大阪府警少年課と東淀川署は、「同年4月17日、同級生を自宅に呼び出しプロレス技などの暴行をかけて意識不明にさせ翌日に死亡させた」として、大阪市立大桐中学校(東淀川区)3年の男子生徒2人を傷害致死容疑で逮捕。被害生徒は加害生徒側から日常的にいじめを受けていて、事件当日は加害者宅に呼び出されて暴行を受けたという。

1994年

1994年5月20日 中野富士見中学校いじめ自殺事件の民事訴訟、東京高裁はいじめを認めなかった一審判決を変更、生徒への継続的ないじめを認定し約1150万円の損害賠償を命じる判決。

1994年7月15日 神奈川県津久井町立(現・相模原市立)中野中学校2年の男子生徒が、同級生からのいじめを苦にして自殺。

1994年11月27日 愛知県西尾市立東部中学校2年の男子生徒が、同級生4人からのいじめや恐喝を訴える遺書を残して自殺。いじめが社会問題となるきっかけとなった。

1995年

※1994年後半頃~96年頃にかけて、愛知県のいじめ自殺事件(94年11月)の報道をきっかけに、いじめ問題が社会問題化し、マスコミなどで大きく取り上げられるようになる。

1995年3月15日 福岡県で「中学生の息子へのいじめをやめさせる」とした父親が、加害生徒を呼び出し包丁の峰で頭を殴るなどしたとして、警察が父親を逮捕。

1995年3月24日 「大阪市立十三中学校(淀川区)在学中にいじめに遭い、3年生だった1988年11月には暴行を受けて後遺症を負った」として元生徒が訴えた訴訟で、大阪地裁は生徒側の主張をほぼ全面的に 認める判決。生徒からのいじめ被害の具体的な申告がなくても、学校側はあらゆる機会をとらえ細心の注意を払い、学校全体として適切ないじめ防止措置をとる義務があると指摘。

1995年4月28日 長崎市立淵中学校の女子生徒がいじめを苦にして校舎から飛び降り自殺。

1995年7月13日 鹿児島県出水市立米ノ津中学校3年だった男子生徒が1994年10月29日に自殺した問題で、遺族側が鹿児島県子どもの権利委員会に人権救済の申し立て。 学校側は[いじめは確認できない」と結論づけたが、遺族側が同学年の生徒に独自調査をおこなったところ、いじめがあったとする複数の証言があったという。

1995年11月27日 新潟県上越市立春日中学校1年の男子生徒が自殺。いじめを苦にするメモを残していた。

1995年12月6日 千葉県神崎町立神崎中学校3年の女子生徒が、同級生の実名を名指ししいじめを受けたとする遺書を残して自殺。

1996年

1996年1月23日 福岡県城島町立(現・久留米市立)城島中学校3年の男子生徒が、同級生3人の名前を名指ししていじめ・恐喝を受けたとする遺書を残して自殺。

1996年5月 大阪府堺市立日置荘小学校で、3年担任の女性教諭が同年4月下旬頃から、頭にケガをして防護ネットをかぶって登校した男子児童に対し、ケガをからかうような歌を歌ったり暴言を繰り返すいじめ行為をおこなっていたことが発覚。

1996年9月18日 鹿児島県知覧町立(現・南九州市立)知覧中学校3年の男子生徒がいじめを受けたと加害者を名指しする遺書を残して自殺。

1996年9月30日 鹿児島県知覧町立中学校いじめ自殺事件で、加害生徒の父親が自殺を図り翌日に死亡。

1997年

1997年1月7日 長野県須坂市立常盤中学校1年の男子生徒が「4人からいじめを受けた」とする遺書を残して自殺。

1998年

1998年7月25日 神奈川県立野庭高校1年の女子生徒が、所属していた吹奏楽部でのいじめを苦にして自宅で自殺を図り、2日後に死亡。

1999年

2000年代

2000年

2000年7月26日 埼玉県川口市立芝中学校1年の男子生徒が「HELP」と書いたメモを残し自殺。この生徒へ同級生9人がいじめを加えていたことが発覚。

2001年

2001年1月13日 佐賀県小城郡内の公立小学校で、同校教諭が「6年生の息子へのいじめを訴えた保護者を中傷した」として、同日までに名誉毀損容疑で書類送検されていたことがわかった。教諭は児童の5年時の担任で、2000年6月におこなわれた職員会議でいじめが議題になった際「いじめはなかった。この保護者は変わった考え方を持っている」と発言した。発言を知った保護者が刑事告訴した。在籍教員への聴き取りの結果、発言そのものはあったとしながら、学校側は「名誉毀損にはあたらないと考えている」とした。

2001年1月16日 神奈川県津久井町立中野中学校2年男子生徒がいじめを受け1996年7月に自殺した事件の民事訴訟、横浜地裁は学校側の予見可能性を認め津久井町と神奈川県の賠償命令。いじめで自殺の予見可能性を認める判決が出されたのは初めてだとされる

2001年3月7日 埼玉県坂戸市で、いじめ加害者と名指しされた市立小学校6年女子児童の父親が、被害を訴えた同級生児童の自宅に押しかけて玄関ドアを木刀でたたき割る。埼玉県警西入間署が父親を現行犯逮捕。

2002年

2002年1月28日 鹿児島県知覧町立知覧中学校3年男子生徒いじめ自殺事件(1996年9月)の民事訴訟、鹿児島地裁は知覧町と加害生徒5人に約4483万円の損害賠償を命じる判決(一審判決が確定)。

2003年

2003年7月13日 福井県福井市の住宅街で爆発事件があり男性(当時33歳)が重傷。この男性は「いじめの報復」として元同級生宅に自作爆弾を仕掛けようとした際に誤って暴発させ自らがけがをしたことが判明した。

2003年10月 福岡市立小学校で4年生を担任していた教諭・林田真二が同年5月、家庭訪問の際にクラスの特定の児童が外国にルーツがあることを知り、その翌日から児童に人種差別的ないじめを繰り返してPTSDに追い込んだとして、被害児童の両親が提訴。

2004年

2004年6月 富山市立奥田中学校1年だった女子生徒が1988年12月、同級生6人の実名を名指ししていじめを訴える遺書を残して自殺した事件で、「生徒への学習権の侵害」「学校・教育委員会は事故報告などの義務を履行しなかった」などとして両親が訴えた民事訴訟で、最高裁は両親の上告を不受理。自殺の主な原因はいじめと認定したものの、学校側の対応を不適切とはしなかった一審・二審判決が確定。

2004年11月30日 福岡県城島町立城島中学校3年男子生徒いじめ自殺事件(1996年1月発生)の訴訟で、最高裁は遺族の上告を棄却。いじめと自殺との因果関係は認めたものの、学校側の配慮義務は認めなかった二審福岡高裁判決が確定。

2005年

2005年4月15日 「埼玉県大宮市立小学校5年だった1992年、担任教諭からいじめを受けその後PTSDを発症した」として被害者が訴えた訴訟で、さいたま地裁は教諭のいじめを認定し、さいたま市(大宮市から合併で移行)に100万円の損害賠償を命じる判決。

2005年5月1日 埼玉県川口市立芝中学校いじめ自殺事件(2000年)の民事訴訟で、さいたま地裁は生徒間の悪ふざけにすぎない」と判断し、遺族側の訴えを棄却。

2005年6月10日 山口県立光高校3年の男子生徒が、いじめへの報復として教室に爆発物を投げ入れる事件が発生。

2005年6月13日 山口県下関市立川中中学校3年の女子生徒が2005年4月に自殺した事件で、この生徒が生前にいじめを苦にして自殺を考えていたことを示唆するようなメモが発見され、遺族はメモを公表。

2005年9月29日 栃木県鹿沼市立北犬飼中学校3年の男子生徒のいじめ自殺事件(1999年11月)の訴訟で、宇都宮地裁はいじめの事実を認定して加害者に240万円の賠償を命じる判決。しかし市・県の責任は認めず、いじめと自殺との因果関係も否定。両親は控訴。

2005年12月5日 長野県丸子実業高校1年の生徒が自宅で自殺。所属していたバレーボール部で上級生からのいじめがあり抑うつ状態になっていた。

2006年

2006年1月 大学祭実行委員会の活動で知り合った学生に対し、暴力や恐喝・ショッピングセンターで下着一枚で走るよう強要・加害者が関わっていた学生団体事務所に呼び出し暴力団事務所かのように装って監禁するなど悪質ないじめを繰り返したとして、和歌山大学の学生3人を逮捕。加害者にはいずれも有罪判決が確定。

2006年5月7日 山形県の民家に近所の男性(当時24歳)が侵入し、この家の長男(当時27歳)など一家3人を殺傷。男性は長男と年齢が近く幼なじみだったが、幼少時に長男から性的いじめを受けPTSD様の症状を発症したことなどで報復を図ったことが犯行動機となったとされている。

2006年8月17日 愛媛県今治市立中学校1年の男子生徒が同級生からのいじめを訴える内容の遺書を残して自殺。同級生が心ない言葉を浴びせるなどのいじめが小学生時代から続いていたという。

2006年10月1日 北海道滝川市立江部乙小学校6年の女子児童が2005年9月、いじめを苦にする遺書を残して自殺を図り、2006年1月に死亡していたことが一部マスコミで報じられる。他紙の後追い取材の中で教育委員会の対応が世論の強い反発を受ける形となり、大事件として連日大きく報道されるに至った。

2006年10月13日 福岡県筑前町立三輪中学校2年の男子生徒が同級生からのいじめを苦にして自殺。2年学年主任で、自殺した生徒の1年時の学級担任でもあった教諭・田村伸一が、いじめを煽るような言動を繰り返していたことが発覚して問題化。

2006年10月以降、北海道滝川市立小学校いじめ自殺事件や福岡県のいじめ自殺事件が相次いで報じられたことで、いじめ問題が大きく報道されるようになる。

2006年10月 兵庫県立神戸高校の軟式テニス部で2005年、当時2年の男子生徒に対して集団いじめがあり、被害者が後遺症を発症していたことが発覚。

2006年10月31日 長野県丸子実業高校のバレーボール部員だった男子生徒が2005年に自殺した問題で、いじめに加担しているとされた上級生や、バレーボール部顧問教諭、部員らが連名で、「いじめはでっちあげ。虚偽の内容をマスコミに吹聴されたこと・嫌がらせの電話やファックスが顧問教諭宅に着信したこと・嘘のいじめや暴行事件をでっちあげられて警察の取り調べを受けたことなどの一連の行為で精神的苦痛を受け、部活動にも悪影響を受けた」として、遺族を逆提訴

2006年11月 文部科学省、いじめが社会問題化したことに伴い、直近10年間の児童・生徒の自殺事案について再調査。自殺原因を「不明」としていた3件について公式にいじめが原因の自殺と認めて修正。

2007年

2007年1月 福岡市立小学校教諭・林田真二が児童に人種差別的ないじめを繰り返した事件で、ジャーナリストの名義で、加害者の主張にそって事件を正当化し「モンスターペアレントによるでっちあげ」と主張する書籍が出版される

2007年3月28日 栃木県鹿沼市立北犬飼中学校3年男子生徒のいじめ自殺事件(1999年11月)の訴訟で、東京高裁は一審判断を変更、いじめと自殺との因果関係は認定して県・市に計860万円の損害賠償を命じた。しかし学校の責任は否定。2008/9/30最高裁は上告棄却し二審判決が確定。

2007年7月3日 兵庫県神戸市須磨区の私立滝川高校で、3年の男子生徒が同級生からのいじめを苦にして校舎から飛び降り自殺。

2007年7月6日 文部科学省、学校の教育活動に起因する自殺の場合は自殺場所が学校外でも死亡見舞金を給付できるように省令を改正。従来の基準では、いじめ自殺など学校の教育活動に起因する場合でも自殺場所が自宅など学校管理外の場所だと見舞金が給付できないという不備が明らかになったため。給付は、改正日から過去2年間の事件に遡及して適用。

2007年11月 岡山県津山市の私立作陽高校の生徒寮で1991年、当時寮生だった男性が上級生から集団暴行を繰り返し受け、心身に障害が残ったとして学校を訴えていた訴訟で、最高裁は学校側の上告を不受理とし、学校側に賠償金約2800万円の支払いを命じた大阪高裁判決が確定。

2007年11月23日 山形県立高畠高校で2006年11月、当時2年の女子生徒がいじめを受けたとする遺書を残して自殺していたことが明らかになる。一周忌を機に遺族が遺書を公表。

2007年12月21日 神奈川県立野庭高校いじめ自殺事件(1998年)の民事訴訟、遺族と神奈川県との間で「県が和解金440万円を支払う」 「生徒の自殺直後、この生徒について他の生徒に書かせた作文の一部を、書いた生徒個人が特定されない形で遺族に開示する」などの内容で、東京高裁で和解が成立。

2008年

2008年3月28日 「静岡市立中学校在学中、担任教諭からいじめを受けて不登校になった。卒業時にはこの教諭から、英語圏のことわざで『厄介者』を意味する『黒い羊』とする寄せ書きを贈られた」として女子生徒が訴えていた訴訟で、静岡市が謝罪するなどの内容で和解が成立。

2008年5月29日 福岡県北九州市の私立美萩野女子高校1年の女子生徒が、同級生の実名を名指しし「ブログに名指しで『死ね』と書かれてつらかった。死んでも恨みます」などとする遺書を残して自殺。

2008年7月29日 愛知県知立市立知立中学校に不審者が乱入し、男性教諭を刃物で刺して重傷を負わせる。犯人は卒業生の少年(当時18歳)で、被害者は少年の中学生時代の担任だった。少年の在学中、教諭はこの少年に対していじめ行為をおこない、少年はそれを恨みに思っていたと話した。

2008年11月 愛知県の私立名古屋経済大学市邨中学校1年だった女子生徒が2002年、同級生からのいじめを受けて転校し、その後後遺症で精神症状を発症して4年後の2006年に自殺していたことが新聞報道された。

2008年11月25日 福岡市立小学校教諭・林田真二による人種差別的児童いじめ事件で、二審福岡高裁は一審同様に加害者教諭の行為を「体罰・いじめというべき不法行為」と認定したうえで、賠償金を330万円に増額する判決を下した。判決が確定。

2009年

2009年1月9日 さいたま市立中学校3年の女子生徒が2008年10月、ブログに中傷書き込みをされるなど「ネットいじめ」を苦にして自殺していたことが発覚。

2009年3月5日 長野県丸子実業高校いじめ自殺事件訴訟、いじめ加害者とされた上級生から自殺した生徒への暴行を一部認めたものの、遺族が加害生徒やバレーボール部顧問・部員らを中傷したかのように扱い、遺族から顧問教諭や部員らへの賠償命じる不当判決。

2009年3月27日 福島県須賀川市立第一中学校柔道部員の女子生徒が2003年、上級生部員から「練習」を装った暴行を受け意識不明になった事故で、福島地裁郡山支部で学校側の責任を認め須賀川市・福島県・加害生徒が連帯して約1億5600円の損害賠償を命じる判決。

隠蔽 須賀川一中柔道部「少女重体」裁判
テレビ朝日「スーパーモーニング」取材クルー

2009年7月 インターネット上に神戸大学法科大学院の学生を名指しして中傷する書き込みが繰り返されていたことが発覚。中傷書き込みには、授業の様子など同級生しかわからない内容も交えていたことから、被害学生からの相談を受けて大学側が「同級生・大学関係者が関与している可能性が高い」として調査。大学は2009年11月、書き込みをおこなった学生を特定し停学処分。

2009年11月 「宝塚音楽学校で同期生から集団いじめを受け、いじめの一環で身に覚えのない万引きをでっちあげられて学校側に嘘の通報をされ、学校側がその嘘に基づいて退学処分にしたのは不当」として、96期生の元生徒が提訴。

2010年

2010年3月 北海道滝川市立江部乙小学校いじめ自殺訴訟で和解成立。北海道や滝川市が自殺の予見可能性を認めるなどの内容。

2010年6月7日 神奈川県川崎市立中学校3年の男子生徒が、加害者4人の実名をあげ「同級生をいじめから救えなかった」とする遺書を残して自殺。加害者グループによる同級生へのいじめが確認され、またこの生徒自身も標的にされていたことがわかった。

2010年10月23日 群馬県桐生市立新里東小学校6年の女子児童が自殺。遺書はなかったものの、自殺した児童に対するいじめがあったことが指摘された。

2011年

2011年1月26日 神奈川県小田原市立中学校で、同級生からのいじめを苦にした女子生徒がいじめ加害側の生徒に切りつける。

2011年1月27日 名古屋市立中学校の女子生徒が2003年、同級生を名指ししていじめを受けたとする遺書を残して自殺した事件で両親が「学校側の調査が不適切」として名古屋市を訴えた民事訴訟、名古屋高裁が両親の控訴を棄却。

2011年5月20日 名古屋経済大学市邨中学校いじめ後遺症自殺事件訴訟、いじめと自殺との因果関係認め学校法人市邨学園と学校関係者3人(当時の理事長・校長・学級担任)に約1490万円の損害賠償を命じる判決。いじめの後遺症で自殺したと裁判で認められたのは初めて。学園側は控訴。

2012年

2012年7月4日 滋賀県大津市立皇子山中学校の男子生徒が2011年10月に自殺した事件で、調査にあたった学校や大津市教育委員会が「自殺した生徒へのいじめがあった」と生徒からの複数の証言がありながら、再調査せずに握りつぶしていたことが発覚。

2012年8月10日 鹿児島県出水市立中学校2年だった女子生徒が2011年9月に自殺した事件で、遺族側の独自調査で、自殺した生徒が生前にいじめを受けていたとする証言が複数見つかったと報じられた。

2012年8月 いじめの被害を受けてケガをしたり後遺症で精神症状を発症したなどとして、被害者が警察に被害届を出す例が全国各地で相次ぐ。

2012年9月13日 埼玉県川越市立中学校の男子生徒が入学直後から同級生3人から継続的ないじめを受け、同校2年だった2012年1月に集団暴行を受けて意識不明になり、2012年9月時点でも意識不明状態が続いていることがわかった。

2012年9月21日 兵庫県川西市内の兵庫県立高校に通っていた2年男子生徒が2012年9月に自殺し、同級生からのいじめがあったと指摘された問題で、この学校の教諭が授業中「遺族は学校を潰そうとしている」「体育祭や修学旅行があるが、それもどうなるかわからない」「遺族には申し訳ないが、同情する気はない」などと暴言を吐いていたことが判明。

2012年10月2日 群馬県前橋市立中学校在学中の2007年にいじめを受け不登校になりPTSDや対人恐怖症などを発症したとして、同校卒業生の女性が訴えていた民事訴訟、前橋市が解決金100万円を支払う内容で和解成立。

2012年10月18日 関西外国語大学(大阪府枚方市)アメリカンフットボール部に在籍していた2007年当時、先輩部員から執拗ないじめを受け、いじめから逃れるために学内の部室棟から飛び降り後遺症を負ったとして、神戸市在住の元部員が先輩部員を訴えた民事訴訟で、神戸地裁は先輩部員に対し1560万円の支払いを命じる判決。

2012年11月9日 石川県加賀市立小学校1年だった2007年から同2年の2008年にかけていじめを受けて登校できなくなりPTSDと診断された、また担任教諭も十分な対応を取らなかったとして、被害にあった女子児童が同級生9人とその保護者および加賀市を相手取って訴えた訴訟で、金沢地裁小松支部は11月9日、いじめを一部認定した上でPTSD発症との因果関係も認定し、3人の児童の保護者と加賀市に対し約700万円の損害賠償を命じる判決。

2012年12月8日 東京都世田谷区内の私立中学校に通っていた女子生徒が自殺。背景にいじめがある可能性が指摘された。学校側は2013年2月にいじめを認める。

2012年12月19日 岐阜県瑞浪市立瑞浪中学校いじめ自殺事件(2006年10月)で両親が加害者とされた生徒らを相手取って起こした民事訴訟、名古屋高裁は一審岐阜地裁判決を支持、いじめを認定せず両親の控訴を棄却。

2013年

2013年2月18日 香川県綾川町立中学校に通う外国籍の1年男子生徒が同級生から暴行を受け重傷を負ったとして、両親が香川県警に刑事告訴。背景に人種差別的ないじめがあったとされる。

2013年2月 和歌山県田辺市立中学校1年の男子生徒が2012年12月15日に自殺を図り、寝たきりの状態が続いていることが報じられる。

2013年4月4日 兵庫県の私立高校に通っていた娘がいじめ被害にあったことを訴えるブログを書いていた母親に対し、学校側が「いじめは事実無根で、名誉毀損」として刑事告訴していたことが分かった。この事件では被害者側が学校側を相手取り民事提訴している。

2013年6月 石川県内灘町の小学校で2011年10月、父親が「娘がいじめを受けた」として教室に乗り込み、いじめに関与したと思い込んだ男子児童(いじめ関与の事実は確認されず)を殴ったとして傷害罪に問われた事件で、最高裁は父親の上告を棄却。罰金30万円とした一審・二審判決が確定。

2013年6月 いじめ防止法が国会で成立。一方で厳罰化や道徳教育偏重などとして、一部野党や日弁連からは懸念が示される。

2013年7月10日 名古屋市南区の名古屋市立明豊中学校2年の男子生徒が7月10日に「複数の人から死ねと言われた」などいじめ被害をほのめかすメモを残して自宅近くのマンションから飛び降り自殺。担任の女性教諭(31)が、生徒からいじめの相談を受けながら、いじめに加担するような発言をして放置した疑惑が指摘された。

2013年7月10日 栃木県栃木市立小学校で3年を担任する女性教諭(30代)が、市が実施したいじめアンケートに対して、「いじめがある」と回答した児童を呼び出して「いじめではない」などと発言して書き直しを迫るなど、申告が多くならないよう児童に指示した上で回答させていたことが同日までに発覚。

2013年8月16日 奈良県橿原市立中学校2年の女子生徒が2013年3月に自殺した問題で、学校が実施したアンケートにいじめを目撃したとする記述が約40件あったと遺族が公表。学校側はいじめと自殺との因果関係を認めず、口封じのような対応を取ってきた。

2013年8月21日 長崎市立小学校6年の女子児童が2013年7月に自殺を図って意識不明になり、背景にいじめが指摘された問題で、長崎市教委は同日までに児童が死亡したことを発表。詳細な死亡時期や死因は遺族の意向で非公表とした。

2013年8月23日 山形県立酒田光陵高校で生徒が校舎から転落してケガ。この生徒へのいじめがあった可能性があると指摘される。

2013年8月28日 香川県立高松北中学校(中高一貫校)で2013年6月に生徒が校舎から転落死した事故で、香川県教委はいじめも「体罰」も確認できなかったと発表。一方でいじめをうかがわせるような証言もあったが「再調査の結果伝聞情報と判断した」とし、また「体罰」については「部活動顧問が生徒の胸ぐらをつかんで押し付ける行為はあったが、『体罰』ではないと判断した」とした。

2013年11月21日 さいたま市立小学校2年だった2010年、当時の担任教諭から暴力や暴言などのいじめを受けて不登校になりPTSDも発症したとして、被害にあった女子児童がさいたま市や担任教諭・校長などを相手取り計約543万円の損害賠償を求める訴訟を提訴。

2014年

2014年1月7日 山形県天童市立第一中学校1年の女子生徒が自殺。いじめ被害を訴える遺書が見つかる。

2014年1月21日 岐阜県垂井町立小学校に通っていた男子児童が学校でいじめを受けたうえ、抵抗するといじめは不問にされて「一方的に暴力を振るった」と扱われたために、「暴力少年」などと事実と違う風評が広まって精神的苦痛を受け転居・転校を余儀なくされたとして、被害児童と両親が同町に対し、約1100万円の損害賠償を求める訴訟を岐阜地裁大垣支部に起こした。

2014年8月 千葉県我孫子市立中学校1年の女子生徒が、学校でのいじめを苦に2度にわたり自殺を図った。この生徒への陰口やLINEへの中傷書き込みが確認された。

2014年9月25日 埼玉県北本市立中学校2年だった女子生徒が2005年に自殺したのはいじめが原因として、両親が北本市と国に計約7670万円の損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第一小法廷が両親の上告を棄却。いじめを認定しない判決が確定。

2014年10月21日 熊本県和水町立中学校3年だった男子生徒が2012年に自殺し、背景にいじめが指摘された問題で、生徒の両親が「学校でいじめが防止されず放置されていたのは町の責任」などとして、約1100万円の損害賠償を求めて熊本地裁に提訴。

2014年10月22日 熊本市内の熊本県立高校に通っていた当時1年の女子生徒が2013年8月に自殺し、背景にLINEを通じてのいじめがあったことがわかった。熊本県教育委員会が同日に事実関係を発表。

2014年12月3日 福岡県みやこ町立中学校2年だった男子生徒が2012年、校内で当時3年の上級生から暴行を受け右目を失明したとして、被害生徒と家族が加害生徒と町を訴えていた訴訟で、福岡地裁行橋支部は加害生徒に約5200万円の損害賠償を命じる判決。

2015年

2015年4月 栃木県佐野市で、子どもを同じ小学校(小規模校)に通わせる母親2人が1週間の間に相次いで自殺。自殺した2人の母親は、それぞれの子どもが学校でいじめられ不登校になったと訴えたことをきっかけに、同じ学校に子どもを通わせる保護者から保護者同士のいじめの標的にされる「ママ友いじめ」を受けるようになっていた。「ママ友いじめ」の首謀者格となっていた母親は、地元中学校の美術教師だと指摘された。

2015年7月5日 岩手県矢巾町立中学校2年の男子生徒が、いじめを苦にして自殺。教諭らの不適切対応が指摘された。

2015年8月 仙台市立館中学校(泉区)の男子生徒が2014年、いじめを苦にして自殺していたことがわかった。学校側は生徒の自殺を伏せ、当該生徒は「転校した」などと説明していた。

2015年9月 福島県会津地方の福島県立高校に通う女子生徒が、部活動でのいじめを苦にして自殺。

2016年

2016年2月 仙台市立南中山中学校(泉区)の男子生徒が自殺し、背景にいじめが指摘される。

2016年2月23日 指導していた部活動で「上級生が下級生へのいじめでケガをさせた際に、暴行を隠すよう指示する」「いじめに関与した生徒を部活動大会に出場させないよう校長に指示されたが従わなかった」などのいじめ隠蔽行為を繰り返したとして、兵庫県教委は同日付で、姫路市立中学校の教諭を停職6ヶ月の懲戒処分。

2016年8月19日 青森県東北町立上北中学校1年の男子生徒が自殺し、いじめがあった可能性が指摘される。

2016年8月25日 青森市立浪岡中学校2年の女子生徒が、いじめを苦にする遺書を残して自殺。

2016年11月 原発事故の避難者で横浜市立小学校に通っていた男子児童が、避難者であることを理由にいじめを受け、暴力や恐喝などの被害を受けていたことが報じられる。

2016年11月以降、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故(2011年3月)の影響で被災地から他地域に避難した児童生徒に対する「震災いじめ・原発避難いじめ」の問題が大きく取り上げられ社会問題化。「震災いじめ」と思われるものは発災直後の2011年より報告事例がありマスコミでも小さい扱いながら報じられていたが、それまでは扱いが小さかった。

2016年11月23日 原発事故の避難者で新潟市立小学校5年の児童が、担任教諭から「菌」と呼びかけられる事件が発生。かねてから避難者であることを理由に同級生から「菌」などと呼ばれるなどのいじめを受けていたと訴えていた。

2017年

2017年1月27日 福島県須賀川市立第二中学校1年の男子生徒が自殺。この生徒へのいじめがあったと指摘される。

2017年4月26日 仙台市立折立中学校(青葉区)2年の男子生徒が自殺し、背景にいじめが指摘される。

2017年6月25日 新潟県新発田市立中学校2年の男子生徒が自殺。生徒は自殺直前「自分が教室に入ると雰囲気が変わる。仲間はずれにされている」など、いじめ被害をほのめかす内容を話していた。

2017年9月 埼玉県川口市立戸塚中学校で3年男子生徒がいじめを受け不登校になっていたことが報じられる。所属していたサッカー部での同級生からのいじめのほか、サッカー部顧問教諭からのいじめ同然の不適切対応も指摘された。

2017年11月16日 湘南学院高校(神奈川県)1年だった2014年に、同級生からのいじめを苦に自殺未遂を図り後遺症が残ったとして、女子生徒が加害者とされる同級生や学校側を相手取って訴えた訴訟で、最高裁が上告を棄却し、同級生や学校側の責任を認めない判決が確定。

2018年

2018年1月22日 福井県敦賀市立松原小学校で、6年生の学年主任の教諭(40代)が特定の児童に対して暴言や嫌がらせを繰り返し、敦賀市教育委員会が調査と指導をおこなっていることが発覚。

2018年1月25日 新潟県立高校で、女子生徒が同級生の男子生徒に対していじめ行為をおこない、その様子を動画撮影してネットにアップしていたことが発覚。動画を見た人が学校を特定して当該校に情報提供し、学校と新潟県教育委員会が調査を始めた。

2018年4月 2015年に名古屋市立中学校で起きたいじめ事件に関して、被害生徒側が警察への相談を検討していることを知った名古屋市議が、学校側に対して「警察への相談を止めることができる」と伝えていたと新聞報道される。

2018年5月14日 埼玉県立高校2年の女子生徒が2017年3月に自殺した問題について、第三者審議会は、上級生だった男子生徒とその妹がネット上で女子生徒への不適切な書き込みをおこなったことを指摘し、男子生徒らの行為をいじめと認定する報告書を出した。

2018年5月17日 熊本県北部の熊本県立高校3年の女子生徒が自殺を図り、翌日死亡。「よー学校これるね」とか「死ねばいい」などと同級生たちから言われたことなどが記された遺書が見つかる。

2018年6月7日 東京都葛飾区立新宿にいじゅく中学校3年の男子生徒が2014年4月に自殺した事案をめぐり、葛飾区は「自殺した生徒に対して、同じ部活動の生徒がおこなった行為はいじめに相当する」とした見解を発表。この問題では第三者委員会が「水をかけられたリスボンを脱がされそうになったという行為を認定しながら「いじめには相当しない」とする見解を出したが、その見解を否定した形に。

2018年9月26日 長野県教委が実施したいじめ調査で「いじめゼロ」と報告があった学校について、県教委が一部学校の状況を確認したところ、いじめについて学校独自の基準を設けて、本来はいじめ認定基準に該当する案件を認定しないようにしているなどの行為が複数校で確認されたと報じられた。

2018年10月9日 埼玉県川口市立中学校の男子生徒が、2016年から17年にかけ、いじめを苦にして計3度自殺を図っていたことが報じられる。いずれも未遂で、一命は取り留めた。

2018年10月10日 埼玉県草加市立中学校で2012年、当時2年生だった男子生徒が同級生からいじめを受けて校舎からの飛び降りを強要され後遺症が残ったとして、被害生徒側が訴えた訴訟で、最高裁は加害生徒側の上告を棄却。加害生徒4人に対して約1200万円の損害賠償を命じた二審東京地裁判決が確定。

2018年10月11日 新潟県新発田市の教育長が、市内中学校いじめ自殺事件での遺族側への対応の際、父親に「お前」と呼びかける不適切発言をしていたとして辞意を表明。教育長は元小学校教諭で、小学生時代の父親の担任だったという。「当時の関係で呼びかけてしまったが不適切だった」としている。

2018年10月12日 沖縄県豊見城市立小学校4年の男子児童が2015年に自殺した問題で、遺族側が豊見城市といじめ加害児童の保護者5人を相手取り民事提訴。

2018年11月6日 東京都八王子市立中学校に通っていた2年の女子生徒が2018年8月に自殺を図りその後死亡していたことがわかった。生徒は1年の時に、所属していた部活動でいじめを受け不登校になり、2年時に転校したが、1年時のいじめを苦にしていたとするメモを残していた。

2018年11月9日 兵庫県姫路市立中学校柔道部で2015年に起きたいじめに関連して、いじめを隠蔽したとして停職6ヶ月の処分を受けた教諭が、処分を不服をして訴えた訴訟、一審神戸地裁では棄却されたものの、二審大阪高裁で一部認容し、処分の取り消し慰謝料55万円を命じる判決。

2019年

2019年1月19日 仙台市で2018年11月、母親と小学校2年の娘が死亡し、母親が無理心中を図ったとみられる事件で、児童の父親が記者会見。「娘は学校でいじめを受けていた。学校側の対応も不十分で、母親も体調を崩して無理心中につながった」と訴えた。