さいたま市立中学校ネットいじめ自殺事件

さいたま市立中学校3年生だった女子生徒が2008年10月、同級生からのネットいじめを苦にして自殺した事件。

事件概要

生徒は2008年6月、他県から事件のあった中学校に転入した。転入直後の2008年7月、この生徒は「同級生のプロフ(自己紹介サイト)に、自分を名指しして『キモイ』『一緒のプールに入りたくない』などの書き込みがあった」と両親に訴え、一時不登校になった。

両親は学校側に連絡し、学校は書き込みをおこなった生徒を特定して指導した。その後2008年9月より生徒は再び登校できるようになった。

2008年10月8日には、「あんなクラスもう嫌だ」などといいながら生徒が帰宅したのを、生徒の家族が目撃している。家族はその時は、深く事情を聞かなかったという。

生徒は2日後の2008年10月10日、自宅で首つり自殺しているところを発見された。両親は前夜生徒の成績のことでしかっていたことから、両親は当初「しかったことが自殺の原因ではないか」と思いこんだ。

しかし数日後、特定の生徒を名指しして「中学大嫌い」「プロフにあんなことを書いた○○さんたち」「復讐はきっちりしますからね」などと、いじめを受けたことを苦にしたとみられる遺書が発見された。家族は2008年11月、遺書が発見された事実を学校に伝えた。

事件は2009年1月中旬に新聞報道された。

学校側は同学年の生徒に対して事件の再調査をおこなった。数人が「自殺した生徒へのいじめがあった」と訴えた。しかし学校側は「生徒の訴えは具体的ではない」と判断し、2009年3月までに「ネットいじめ以外のいじめは確認できなかった」と結論づけた。