世田谷区立小学校組体操事故

東京都世田谷区立小学校で2014年に発生した組体操事故と、被害者側が起こした訴訟。

事件の経過

東京都世田谷区立小学校で2014年4月、組体操の練習として、体育館で倒立の練習がおこなわれていた。

倒立をする児童と、補助をする児童の2人一組でおこなっていた。しかし6年生の男子児童が倒立した際、パートナーの児童が補助に失敗し、児童は後頭部や背中を体育館の床に強打した。

児童は事故の影響で脳脊髄液減少症を発症し、頭痛や吐き気など日常生活に支障が出る後遺症を負ったという。

事故当時、体育館の床にはマットを敷いていなかったなど、安全体制の不備が指摘された。

児童と保護者は2017年2月28日、世田谷区と指導していた担任教諭個人を相手取り、約2000万円の損害賠償を求めて提訴した。

世田谷区は和解に応じる意向を示し、2017年12月11日、区が和解金1000万円を支払う・学校で組み体操指導に当たる教員には事前の指導研修を義務づけるなどの内容で、和解が成立した。

一方で担任教諭とは和解がまとまらなかった。保護者側は「これ以上争っても無駄」と判断し、2017年12月11日付で担任教諭への提訴を取り下げた。