千葉市立中学校・カッターナイフ突きつけ事件

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千葉市花見川区内の千葉市立中学校で2020年1月、教諭が生徒に対して、刃先を出した状態のカッターナイフを突きつけるなどした事件。

事件の経過

同校の1年生の教室で2020年1月7日、1年生の教室の窓枠に、鋭利なもので傷つけられて描かれたとみられる落書きが見つかった。落書きをした生徒は特定されていないという。

担任教諭が落書きの存在を把握し、クラスの生徒に対して注意を呼びかけた。また担任教諭は、生徒指導担当の男性教諭(29)にも落書きの情報を入れた。

翌日2019年1月8日の2限目、生徒指導担当の男性教諭は、このクラスで理科の授業を担当することになっていた。教諭は落書きの問題を挙げて、「刃物の使い方を間違えてはいけない」などといいながら、刃先を出したカッターナイフを最前列に座っていた男子生徒の首に突きつけた。直後には別の生徒にもカッターナイフの刃先を向けながら、落書きについての「指導」をおこなった。

また教諭は、持っていたドライバーを教卓にたたきつけるなどの行為もおこなったとされる。「指導」は2限目を超え、休み時間をつぶして3限目の途中まで続いた。

生徒らにケガはなかったものの、恐怖感で泣き出す生徒がいたり、ショックで翌日欠席した生徒などが出たという。

生徒らがほかの教員に訴えたことで事実が発覚した。学校側の聴き取りに対して当該教諭は「カッターナイフのようなインパクトの強い物を使うことで、危険な道具の使い方を考えさせようとした」などと話したという。

千葉市教育委員会は2020年1月20日、「行き過ぎた不適切指導」として、教諭を停職6ヶ月の懲戒処分にした。

教諭は以前から問題行動があったと指摘される

この教諭は2019年4月に当該校に着任したが、この事件以前から暴言などの問題行為があったと指摘されている。

報道によると、急にキレて大声を出すなどの言動を度々繰り返し、生徒が困惑するなどしていたとされる証言が報告されている。校長は暴言などの事実を把握したものの、口頭注意のみにとどめて改善されなかったともされている。

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