兵庫県立神戸高校集団暴行事件

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兵庫県神戸市灘区の兵庫県立神戸高校の軟式テニス部で2005年、当時2年生の男子部員に対して別の部員8人が集団暴行を繰り返した事件。2006年に事件が発覚。

加害者は被害者に対し、集団で袋だたきにする・口にガムテープを貼り付ける・「きもい」などと暴言を吐く・私物を隠す・ユニホームを破り捨てる・ホースで水をかける・ゴミ袋を頭からかぶせるなどの悪質な行為を繰り返したという。被害者はPTSDを発症。

警察は加害者のうち3人を書類送検し、2人が保護観察処分・1人が不起訴処分となった。学校側は加害者を停学5日の処分とし、加害者と被害者を校内で鉢合わせしないよう加害者の校内での行動に制限を加えた。しかし加害者と被害者が偶然鉢合わせし、被害者が意識を失う事故もあったという。

被害者は2007年1月、加害者と兵庫県を相手取って神戸地裁に民事提訴。神戸地裁は加害者側に約78万円の賠償を命じる判決。

二審大阪高裁で2009年3月、和解金を支払う・被害者に直接謝罪するなどの内容で和解が成立。和解金の具体的な金額は明らかにされていないが、一審の賠償額を上回る額だったという。

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