神戸市立東須磨小学校教諭暴力事件

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関連年表

~2014年度

  • 2003年 中部地方の教育系大学の授業リポートに、当時学部3年の名義で、Cと同姓同名の名前あり。
  • 2008年 だいち小学校の「教職員紹介」にDの名前あり。
  • 2009年 近畿地方の教育系大学の3年コース修了者として、Bと同姓同名の名前あり。
  • 2009年 C、竹の台小学校に赴任。
  • 2010年 A、新規採用で竹の台小学校に赴任。Cと同僚に。B、玉津第一小学校に赴任。
  • 2011年 S、箕谷小学校教頭に昇任。B、小束山小学校に異動。
  • 2012年 Aが箕谷小学校に異動。S(当時教頭)と同僚に。
  • 2013年 S、東町小学校教頭に異動。
  • 2014年 F校長、東須磨小学校校長に着任。

2015~17年度

  • 2015年4月 加害者Aが箕谷小学校より着任。2017年度人権教育研究指定校に向けての準備で、当時のF校長が「神戸方式」で呼んだと指摘される。加害者Bが着任。
  • 2015年 「Bの授業での態度が威圧的」などと匿名の苦情があり、校長が注意。
  • 2016年4月 S教頭が東町小学校教頭より着任。
  • 2016年度 B、女性教員に対して「下着が見えていた」「生理か」などとセクハラ行為を繰り返す。
  • 2017年4月 加害者Dが神陵台小学校より着任。被害者X1教諭が新採用で着任。
  • 2017年夏頃 S教頭、X1教諭に対し教職員飲み会への参加を強要。
  • 2017年夏休み AがX1教諭を養生テープで縛り上げて教室に放置。
  • 2017年度 被害者X2臨時講師の学級運営について。同学年担当の別の女性教師EがX2教員にきつくあたって不適切行為をしたと指摘される。E教員はこのほか、音楽専科担当教員にきつくあたっていたとも指摘された。
  • 2018年3月2日 A、女性教員の携帯電話を勝手に操作し、別の女性教員に卑猥なメッセージを送信する。
  • 2018年3月 F校長が退職。

2018年度

  • 2018年4月 S教頭が校長に昇任。N教頭が他校教頭より着任。加害者Cが竹の台小学校より着任。
  • 2018年7月頃 別の教員から、Aのセクハラ発言について校長に訴えが寄せられる。
  • 2018年9月4日 1度目の「激辛カレー事件」発生。AとBが被害者X1教員の顔にカレーを塗りつけるなどし、Aがスプーンを近づけて激辛カレーを無理やり食べさせる。
  • 2018年9月10日 2度目の「激辛カレー事件」。AがX1教員を羽交い締めにし、Dがスプーンを近づけて激辛カレーを無理やり食べさせる。別の女性教員にも激辛カレーを食べさせる。
  • 2018年9月 AとB、X1教員に対し、運動会の準備中に「ラインを引く石灰を体にかける」「衣服や髪の毛にボンドや洗濯のりを付ける」「体育館に閉じ込める」「釘を打っているところにわざと金槌で被害教員の指を打つ」といった行為を繰り返す。
  • 2018年2学期 A、「激辛カレー」事件について、「激辛カレーを食べさせたらマーライオンのように吐いたやつがいる」と担任クラスの児童の前で話したと指摘される。
  • 2018年11月28日 A、被害者教員に対して性的な行為を強要した上で、その様子の写真を送るよう強要。
  • 2018年年末頃 被害教員が校長に被害を訴えても、S校長は「(加害者には)世話になっているんだろう」などと発言し取り合わず。
  • 2019年1月4日 加害者A、被害者に送迎を強要した上、自宅前で被害者の車の上に乗って跳びはねる。その様子をAの妻が撮影。
  • 2019年2月 別の教員から、加害者グループによるX1教員へのいじめ行為の訴え。S校長はX1教員に対して「いじめられていないよな」などと発言。
  • 2019年2月15日 AとD、X1教員と別の女性教員に対して、激辛ラーメンを無理やり食べさせる。
  • 2018年度3学期 「激辛ラーメン」事件を管理職が把握し指導。

2019年度前半(4月~9月)

  • 2019年4月 S校長が高津橋小学校校長として転任、N教頭が校長に昇任。
  • 2019年4月 B、被害者X1教員と別の女性教員を飲食店に呼び出し、X1教員の友人関係を中傷したり、女性教員に膝の上に乗るよう命じるなどのセクハラ行為。
  • 2019年6月7日 A、X1教員の尻をロール紙の芯で殴りミミズ腫れのケガを負わせる。
  • 2019年6月 校長が市教委指導主事に対し、加害教員4人の実名を挙げ「若手教員への度を過ぎたからかいなどの行為がある。教職員の人間関係が心配」と話す。
  • 2019年7月 複数の教員が「X1教諭が加害者から暴力的行為を受けている」と校長面談の際に訴え。校長が加害教員に事実確認し指導。
  • 2019年7月3日 加害者A、被害者X1教員に対して、「なんで校長に呼び出されなあかんねん。何を言った」などと恫喝。
  • 2019年7月7日 加害者C、被害者X1教員に対して「謝るならなんぼでも謝ってやる」などと恫喝。
  • 2019年7月末 A、X1教諭が作成していた指導案に落書きをおこなう。
  • 2019年9月1日~2日 被害者X1教諭が倒れ休職へ。
  • 2019年9月2日 X1教諭の家族が神戸市役所を訪問し、ハラスメント被害を訴え。
  • 2019年9月 市教委が全教職員(2019年度人事異動で他校に転任した人を含む)を対象に調査を重ねる。
  • 2019年9月7日 X1教諭のクラスの後任担任として臨時講師を配置。また市教委事務局から校長経験者級の再任用職員を支援のために交代で派遣。

2019年度後半(2019年10月~2020年3月)

  • 2019年10月1日 加害者4人を校務から外す。
  • 2019年10月3日 当該校で第1回保護者会を実施。
  • 2019年10月4日 神戸新聞が同日の朝刊で第一報を報道。同日、神戸市教委から事件が記者発表される。
  • 2019年10月7日 加害者の担任していたクラスの後任担任や校務支援などとして、市教委事務局などから教員4人を着任させる。
  • 2019年10月9日 校長が記者会見をおこない、事件の状況を説明。
  • 2019年10月11日 X1教諭が兵庫県警に被害届を提出。
  • 2019年10月15日 文部科学省が亀岡偉民副大臣・佐々木さやか政務官を派遣、神戸市教委に聴き取り。
  • 2019年10月16日 2回目の保護者説明会。加害者教員の「謝罪文」が代読されるが内容に批判が出る。また学校側の「給食にカレーを出さない」「家庭科室や正門の改修」などの対応策に疑問が出る。
  • 2019年10月17日 神戸市教委が第三者調査委員会を設置。
  • 2019年10月下旬 S前校長(2019年度高津橋小学校校長)が「体調不良」として12月末までの休職。
  • 2019年10月28日 久元喜造神戸市長、職員分限休職条例の改正案を市会に提出。刑事事件に発展する恐れのあるなどの要件を満たした職員について、市独自に分限休職を可能とし、給与差し止めも可能にする。
  • 2019年10月29日 分限休職条例、神戸市会で可決・成立。翌10月30日付で公布。
  • 2019年10月31日 加害教員4人の給与差し止め、分限休職。
  • 2019年11月1日 S前校長(この時点では高津橋小学校校長)を市教委付に異動し、高津橋小学校には後任校長を赴任させる。休職中であることや調査委員会の聴き取り調査などもおこなわれる見通しであることなどで、早期復帰が難しく、校務に支障が出ると判断。
  • 2019年11月1日 東須磨小学校、事件報道後に「教職員や児童の顔写真などが悪用される危険性があるので内容をチェックする」として一時閉鎖していたウェブサイトを同年11月12日より順次再開すると予告。校長名でのお詫び文をトップページに掲載。
  • 2019年11月8日 被害者X1教諭、代理人弁護士を通じて公務災害の認定を申請。
  • 2019年11月 加害者教員のうち一人が、分限休職処分を不服として人事委員会に審査を求める。
    2019年12月14日 第三者委員会、「新資料が見つかり再精査の必要がある」として、当初は2019年12月末にも公表予定だった調査報告を延期すると発表。
  • 2020年1月 2人目の加害者教員が、分限休職処分を不服として人事委員会に審査を求める。
  • 2020年2月9日 事件対応にあたっていた神戸市教委事務局の担当職員が兵庫県芦屋市内で自殺。
  • 2020年2月21日 第三者委員会が調査報告書を公表。加害者4人による、X1教員およびX2教員(男性)・X3教員(女性)・X4教員(女性)の4人への123項目の行為をハラスメントと認定。また校長からX1教員へのパワハラを2件認定。さらに、加害者とされた4人とは別系統で、40代の別の女性教員による、音楽専科教員や被害者X2教員への「ハラスメントと受け取れる」行為があったと指摘。
  • 2020年2月27日 同校の2017年度音楽専科教員が「前々校長・前校長と別の女性教員などからパワハラを受けて退職に追い込まれたが、認定が不十分」などとして、市長部局での再調査を神戸市に要望。
  • 2020年2月28日 神戸市教委、関係教職員への懲戒処分を発表。加害者A・Bを懲戒免職、加害者Dを停職3ヶ月、加害者Cを減給。前校長も停職など。
  • 2020年3月11日 兵庫県警、A・B・C・Dを強要と暴行の容疑で書類送検。X1教員への加害行為4件を立件。
  • 2020年3月27日 神戸地検、加害者4教員を起訴猶予処分。

2020年度以降

  • 2020年4月1日 被害者X1教員、別の学校に異動の上で復職。治療で体調が一定回復し復職に強い意欲を見せていたものの、東須磨小学校周辺の風景を見ると体調を崩すなどの症状もあるため、異動を前提とした復職で調整された。
  • 2020年4月1日 N校長は市教委事務局に異動。
  • 2020年12月9日 被害者X1教員に公務災害が認定される。
  • 2021年8月2日 加害教員のうち2人が処分が決まるまでに分限休職処分にされ給与の支払いを差し止められたことは不当と訴えていた問題で、神戸市人事委員会は「手続きに瑕疵があった」として分限休職を取り消す裁定。
  • 2024年5月16日 事件対応にあたっていた神戸市教育委員会事務局職員が2020年2月に自殺したのは、市が長時間労働や精神的負担に対し適切に対応しなかったためだとして、遺族が神戸市を相手取り訴えていた訴訟で、神戸地裁は遺族側の訴えを認め、市に約1億2000万円の損害賠償を命じる判決。
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