維新の教育破壊:高校入試

「大阪維新の会」が大阪府・大阪市でしてきたこと。教育分野をはじめ、子育て・学術・文化などの分野でも深刻な影響を及ぼしています。

※以下、【府】は大阪府政での政策、【市】は大阪市政での政策を示す。【府・市】は府政・大阪市政両方に係る政策を示す。

高校入試

公立高校学区制の拡大・廃止

【府】大阪府公立高校の学区は長年9学区制で実施されていたものの、維新府政前の2007年度入試より、既存の複数学区を統合する形で5学区制に拡大されていました。

さらに維新府政のもとで、2014年度には公立高校学区制を全廃しました。

これらの影響で、中学校の進路指導が複雑になり、細かく輪切りにされた進路指導や、遠くの学校に行かざるを得ないなどの状況も生まれました。

入学定員の問題

【府】2009年度大阪府公立高校入試では、不況の影響で公立高校志願者が例年以上に殺到し、二次募集や定時制募集を経ても進路が決まらない受験生が大量に生まれるなどの状況が生まれました。

この反省から、定員にはやや余裕を持たせる方策をとりました。

しかしその一方で維新府政では、「3年連続定員割れの学校は廃校」とする方針も打ち出し、混乱を招いています。

チャレンジテスト

【府】2015年度より、府下公立中学校に「チャレンジテスト」を導入しました。

高校入試での調査書の評定(いわゆる内申点)が絶対評価(到達度評価)に変更されたことに伴い、「学校間や担当教員間での評定差をなくす」という名目でしたが、重大な問題が指摘されました。

1回のテストの点数で、調査書の評定(いわゆる内申点)を左右することになります。

当日のテストの点数が振るわない場合は、教師がつけた評定が、当日のテストの点数相当に応じた範囲にまで引き下げられることになります。

また3年生については、学校の平均点によって教師が評定をつける範囲が指定され、学校平均点によって生徒個人の評定も補正されることにもなります。

さらにこの仕組みが、1~2年での評定にも拡大されようとすることになりました。

これでは「大阪府全体を単位とした相対評価」という指摘が出され、また入試期間の実質的な長期化、学校間・地域間の競争にもつながるという指摘もされました。

大阪市統一テスト

【市】大阪市立中学校では、府のチャレンジテストに加えて、「大阪市統一テスト」も実施しています。当日のテストの点数で評定の点数が指定されることに。