「体罰」・対生徒暴力事件関連年表(2024年)

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いわゆる「体罰」事件や、教師による対生徒暴力事件について、関連する出来事を年表形式でまとめています。

~1979年) - (1980~89年) - (1990~99年) - (2000~09年) - (2010~14年) - (2015~19年) - (2020年) - (2021年) - (2022年) - (2023年) - (2024年

2024年

2024年1月

2024年1月30日 名古屋市立天白養護学校(現・天白特別支援学校)に在学当時、教諭から日常的に暴行や暴言を受けたとして、被害に遭った元生徒が名古屋市と加害教諭相手取り損害賠償を求めていた訴訟で、名古屋地裁は同日、名古屋市に対して165万円の損害賠償を命じる判決。一方で教諭個人への請求は、国家賠償法を理由に退けた。

2024年1月31日 名古屋市立天白養護学校(現・天白特別支援学校)での生徒への暴行事件で、「マスコミにリークした内部告発者だと、保護者会で校長に漏らされたのは、プライバシー侵害にあたる」として、当時同校に勤務していた教員が名古屋市と校長を相手取り約330万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、名古屋地裁は同日、校長が口外したことは違法だとして、名古屋市に1万1千円の損害賠償を命じる判決。一方で教員の主張の一部を認めず、校長個人への請求は退けた。

2024年2月

2024年2月2日 愛知県教育委員会は同日付で、「体罰」で教員2人への懲戒処分を発表。▼「2023年10月、5年男子児童を平手打ちして鼓膜損傷のケガを負わせた」として、豊田市立東山小学校の男性教諭(46)を戒告処分。▼「2023年1~6月にかけて、顧問を務める男子剣道部で部員に威圧的な指導をするなどした」として、県内の公立中学校の男性教諭(32)を戒告処分。

2024年2月29日 大阪市教育委員会は「2021年度~22年度にかけ、当時勤務していた小学校で、児童への暴言や威圧行為を計11件繰り返した。2023年度にも現任校で、児童への暴言や威圧行為を少なくとも3件繰り返した」として、市立小学校の女性教諭(38)を同日付で停職3ヶ月の懲戒処分にした。同教諭の行為で、少なくとも5人の児童が別室登校状態になっているという。

2024年3月

2024年3月5日 相模原市教育委員会は、「生徒に暴力行為を加えたり暴言を吐くなどした」として、市立中学校の男性教諭(31)を同日付で停職3ヶ月の懲戒処分。教諭は同日付で依願退職した。

2024年3月8日 鳥取市立小学校の元教諭の女性(27)が2021年5月、授業中に「ぶっ殺す」「なまいき言ったらしばくぞ」「関西なめんなよ」「泉州なめんなよ」などの暴言を吐いたとして、2021年8月に停職1ヶ月の懲戒処分を受けた(処分期間が明けたのちは個別研修を受けていたが、2022年3月に退職)件について、原告元教諭が「暴言などはなかった」と主張し、鳥取県教育委員会を相手取り処分取り消しなどを求めて訴えていた訴訟で、鳥取地裁は原告側の訴えを一部認め、処分を取り消すよう命じる判決。「ぶっ殺す」は確認できないと判断したが、「関西なめんなよ」などの暴言があったとして懲戒処分に値すると判断した上で、教諭が当時勤務し始めたばかりだったこと、過去に処分を受けた経歴などはないこと、過去の校長の児童に対する「体罰」事例が減給処分だったことなどをあげて停職処分は不均衡だと判断し、教諭への処分は重すぎて裁量権を逸脱していると判断した。

2024年3月23日 群馬県の私立桐生第一高校で、サッカー部の複数のコーチが外国ルーツの同じ部員の生徒に対して、人種差別的な暴言を吐いたとして、2023年12月より指導を自粛させていることがわかった。▼コーチAは、当該生徒が遅刻したとして指導した際「○○人って謝れるんだな」などと発言。▼コーチBは2023年、当該生徒への指導の際「お前はいずれ人を殺すような立場になる」などと発言。

2024年4月

2024年4月17日 大阪府豊中市立中学校でハンドボール部顧問を務めていた男性教諭が2021年度、部員に丸刈りを強要したり、暴力を振るうなどの指導をおこなっていたことが、報道機関から豊中市教委への情報提供でわかった。豊中市教委は指摘を受けるまで、事態を把握していなかったとしている。当該顧問は2024年度時点では他校に異動しているという。

2024年4月18日 熊本市立小学校で2023年度の3学期、昼休みに児童とサッカーをしていた教諭が、児童と接触したことに立腹し、当該児童を地面に投げつけるなどの暴力行為をおこない「体罰」認定されていたことがわかった。

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