「体罰」・対生徒暴力事件関連年表(2010年~)

いわゆる「体罰」事件や、教師による対生徒暴力事件について、関連する出来事を年表形式でまとめています。

~1979年) – (1980~89年) – (1990~99年) – (2000~09年) – (2010年~

2010年代

2010年

2010年7月21日 滋賀県教育委員会、滋賀県立野洲養護学校の教諭4人が特定の男子生徒へのいじめ行為を繰り返したとして、いずれも停職1ヶ月の懲戒処分。当該教員は処分に不服を訴える。

2011年

2011年3月 岩手大学野球部部長兼監督の准教授が、野球部指導の際に部員に暴力行為を繰り返していたことが発覚。

2012年

2012年7月13日 担任していた特別支援学級で、授業中に解答を間違えると頭をおさつけたりげんこつでたたくなどの行為や、給食を食べるのが遅かったとしてカッターナイフの刃を出し「これでお腹を切って給食を入れたほうが早いんちゃうか」と脅すなどしたとして、神戸市教育委員会は同日付で、神戸市立渦が森小学校の男性教諭を懲戒免職処分。

2012年7月25日 埼玉県立三郷特別支援学校で小学部低学年を担任していた女性教諭が、複数の児童に「体罰」や暴言を繰り返したとして、埼玉県教育委員会は同日付で教諭を減給処分。

2013年

2013年1月8日 大阪市立桜宮高校2年の男子生徒が2012年12月23日、所属するバレーボール部顧問教諭からの「体罰」・暴力を苦にして自殺していた事が判明。大阪市教育委員会が同日に記者会見を開いて公表。

2013年4月2日 岡山県教育委員会に2013年2月から3月にかけて複数回、岡山県立高校の部活動での「体罰」の匿名告発電話がかかってきた際、応対した職員が、電話機に表示された発信元の番号から発信者の住所氏名を割り出し、当該校に番号の持ち主情報を無断で伝えていたことが新聞報道される。

2014年

2014年10月 神奈川県大和市立小学校の女性教諭が2008年度に児童に暴行を加えながら、保護者から「抗議」として暴力や暴言などを受けて名誉を傷つけられたと主張して保護者を相手取って損害賠償を求めた訴訟で、横浜地裁が教諭の主張を認め、保護者に賠償を命じる判決を出した。

2015年

2015年4月14日 岐阜県高山市の私立高山西高校の剣道部顧問教諭について、複数の部員に「体罰」を繰り返したとして学校側が諭旨免職処分。当該教諭は2013年にも「体罰」で出勤停止処分を受けたことがある。

2015年6月 「東京都の成城学園初等学校(小学校)で1年を担任していた時、クラスの児童の喧嘩を止めさせようと児童1人を木にくくりつけた」として「体罰」で解雇されたことは不当として、元教員の男性(57)が解雇無効を求める訴訟を東京地裁に起こしていたことがわかった。当該人物は事実関係を認めながら「体罰」ではないと主張。

2015年10月 それぞれ高校教員の経歴がある馳浩衆議院議員と義家弘介参議院議員(当時)が2008年6月、雑誌「正論」(産経新聞社)で教育問題について対談し、互いに教師時代に「体罰」や威圧的な指導をしていたと受け取れる内容があったと指摘される。2015年10月に発足した安倍改造内閣で、馳氏が文部科学大臣・義家氏が文部科学副大臣となり、過去の対談がクローズアップされた形になった。馳文科相は当時の「体罰」を認め謝罪し、「体罰」はあってはならないと言及した。

2016年

2016年2月24日 大阪市立桜宮高校「体罰」自殺事件の民事訴訟で、東京地裁は教諭の暴行と自殺との因果関係を認め、大阪市に7500万円の損害賠償を命じる判決を出した。大阪市は控訴せず判決確定。

2016年5月20日 新潟県立高校に勤務する男性教諭が、生徒対象の「体罰」調査で自分の「体罰」・暴力が告発されていたことに気づいて調査の回答用紙を改ざんしたとして、新潟県教育委員会は同日付で、教諭を減給2ヶ月の懲戒処分。

2016年10月 「戸塚ヨットスクール」が幼児教育にも手を出し、幼児向けの合宿をおこない平手打ちなどの暴力・虐待行為を加えていると、ネットメディアで指摘される。

2017年

2017年2月 森友学園問題が発覚。小学校設置計画に関する大阪府の不透明な認可と、小学校用地として国有地が払い下げられた不適切な経緯、その背景には大阪維新・安倍内閣につながるような特異な教育思想があるということが問題の軸ではあるが、この問題に関連して、同学園が運営する塚本幼稚園(大阪市)や系列の保育所「高等森友学園」(大阪市)で、トイレに行かせない、犬を飼っている園児を「犬臭い」といじめる、遠足の弁当を勝手に捨てられるなど、虐待まがいの行為があったことが指摘される。

2017年5月22日 長野県白馬村立白馬中学校の男性教諭(60)が授業中に生徒を平手打ちしたり足を蹴るなどする「体罰」事件。同日、学校側が保護者に「体罰」の事情説明をしている際にもこの教諭は突然激高して暴れ出して机を蹴るなどし、机や教諭の手が母親にあたり、母親がケガをする。

2017年5月29日 堺市教育委員会、「部活動指導中に生徒に暴力を繰り返したり、『裸になれ』などと命じるなどの行為を繰り返した」として、市立高校の男性教諭を懲戒免職。

2017年8月 東京都世田谷区教育委員会が主催する中学生向けのジャズバンド事業で、バンドを指導していたトランペット奏者・日野皓正氏が中学生を往復ビンタ。事件のあった日は成果を発表する演奏会がおこなわれていた。演奏会では一人ずつソロ演奏をすることになっていたが、この生徒のソロが長くなりすぎたとして、日野氏が次の生徒に順番を回すよう指示したが「言うことを聞かなかった」としたもの。

2017年11月 愛知県豊橋市立小学校の男性教諭(40代)が、担任する2年生のクラスで常習的に児童へ暴行や暴言を加え、1人の児童を不登校にさせるなどしていたことが発覚。この教諭は2012年、当時勤務していた別の豊橋市立小学校で「体罰」をおこなったとして戒告処分を受けた前歴がある。

2017年12月19日 福岡市立小学校で、男性教諭が3年生の男子児童に対し「宿題を忘れた」として暴行、鎖骨骨折の重傷を負わせた。

2018年

2018年1月 福井県敦賀市立松原小学校で、6年生の学年主任の教諭(40代)が2017年春頃から、特定の児童に対して暴言や嫌がらせを繰り返しているとして、敦賀市教育委員会が調査と指導をおこなっていることが発覚。

2018年1月23日 福岡県北九州市若松区の市立小学校で、男性教諭が6年生の男子児童を蹴りつけ顔面骨折の重傷を負わせる。体調不良のために保健室に来ていた児童に対し、この教諭が児童を教室に連れ戻そうとつかみかかったが、抵抗されたとして逆上して暴行。児童は一時意識不明になって救急搬送された。

2018年3月23日 2012年に剣道部の指導中に当時高校1年の部員に暴行を加えてケガをさせたとして傷害罪に問われ、一審で無罪となったが二審で判決の不合理性が指摘されて差し戻しとなっていた、私立東京学館浦安中学校・高校(千葉県浦安市)の教諭に対し、千葉地裁が罰金40万円(求刑懲役6月)の判決。教諭の暴行を認定。

2018年7月3日 岩手県立不来方高校3年のバレーボール部員の男子生徒が自殺。同部顧問教諭が部活動指導中に暴言を繰り返していたことが指摘される。

2018年8月1日 和歌山県立星林高校のラグビー部で2018年7月、部内合宿で飲酒して指導した上、3年生部員の男子生徒の指摘に逆上してその生徒を引きずり倒して頭を踏みつけて頭蓋骨骨折のケガを負わせるなどしたとして、和歌山県教委は同校ラグビー部顧問の男性教諭(35)を同日付で懲戒免職処分。

2019年

2019年2月1日 「岩手県立盛岡第一高校のバレーボール部員だった2008年当時、顧問教諭から暴力や暴言を受けてPTSDを発症した」として被害者が岩手県などを相手取り損害賠償を求めていた訴訟で、仙台高裁は一審盛岡地裁以上に被害認定範囲を広げ、岩手県などに40万円の賠償を命じる判決。

2019年2月1日 北九州市教育委員会は「2018年、担任していた4年のクラスで児童らに向けて教材のドリルを投げつけるなどした上、『このクラスは解散』などと発言して複数の児童を不安にさせた」として、小倉南区の市立小学校に勤務する男性教諭(37)を停職6ヶ月の懲戒処分。

2019年2月3日 福岡市城南区を拠点とする少年サッカークラブ「ヴィテス福岡」の監督(43)が、福岡県宗像市でおこなわれた試合後のミーティングの際、部員の中学生男子生徒にレジャーシートを投げつけ頭蓋骨骨折の重傷を負わせる。レジャーシートを投げた際に、固形物・重量物が一緒に飛んでいったとみられる。福岡県警宗像署は同年2月18日、傷害容疑で監督を逮捕。

2019年2月 群馬県太田市の私立常磐高校で、剣道部の特別コーチ(26)が指導中に部員の生徒に暴力や暴言を繰り返していたことがわかった。主将の生徒が指導を苦にして「死にたい」などと発言して保護される騒ぎがあり発覚。学校側が調査し処分を検討していたものの、コーチは2月14日付で退職願を出し即日受理。

2019年3月18日 大阪府警は同日、「同年3月8日、勤務校で担任クラスの1年男子生徒に平手打ちや首を絞めるなどの暴行を加えてケガをさせた」として、大阪市立此花中学校の男性教諭(33)を傷害容疑で逮捕。

2019年5月6日 茨城県高萩市教育委員会は、同市内の市立中学校3年の女子生徒が「所属していた卓球部での顧問の暴言」を苦にしたと訴えるメモを残し、同年4月30日に自殺していたと発表。教育委員会の調査で、顧問教諭が日常的に部員全体に対して、暴言をともなう不適切指導をおこなっていたことを確認。また当該顧問教諭が暴力行為や威圧的行為をおこなっていたという訴えも寄せられ調査中だったともされる。

2019年10月21日 高崎商科大学附属高校(群馬県高崎市)の男性教諭が、1年男子生徒の座っていた椅子を引きずり倒すなどの行為をおこなった。一部始終がSNS動画でアップされ、学校側は当該教諭を自宅謹慎処分にした。

2019年10月23日 大阪府立支援学校で中等部を担当する40代男性教諭が2019年9月、痛めていた小指に男子生徒が触れたことで激痛が走ったことで「頭が真っ白になった」として、「障害者だからといって許されると思うな」「ぶん殴るぞ」と暴言を吐きながら、歩くのに介助が必要な当該生徒をつかんで引きずり回したり、胸を突くなとしていたことが発覚。教諭は2019年10月現在自宅待機処分となっている。

2019年10月24日 「2018年9月に担任クラスの生徒の頭を殴るなどした上、2019年2月に実施された『体罰』アンケートで当該生徒と保護者がそのことを記していたことに気づいてアンケート用紙を不正に破棄して隠蔽を図った」として、埼玉県教育委員会は同日付で、県立桶川西高校の男性教諭(30)を減給10分の1の懲戒処分にした。

2019年10月28日 石川県の私立星稜高校のサッカー部で、総監督で副校長も兼任する同校職員が、部員に暴行や暴言などのパワハラ行為を繰り返していた疑惑と、部内経費を自身が関係する団体を通じて「還流」していた疑惑が内部告発され、調査のために同年10月25日より職務停止・自宅待機措置になっていることが報じられる。

2019年11月1日 愛媛県の私立聖カタリナ高校で2019年10月中旬、生徒指導担当の女性教諭が3年の女子生徒のカバンを強く引っぱってアザを付けたり、「学校を辞めろ」などの暴言を吐いたとして、学校側は当該教諭を役職解除・降格の処分にした。当該教諭は学校側の聴き取りに対して「間違いない」と事実を認めたという。

2019年11月9日 徳島県藍住町立小学校で2019年10月、5年の宿泊学習に同行していたカメラマンが児童の胸ぐらをつかむなどしたとして、保護者が被害届を出していたことが報じられる。当該カメラマンは卒業アルバム用の写真撮影のために学校側から依頼されたという。写真撮影方法をめぐって、宿舎内で児童が教師に不満を訴えているところに当該カメラマンが通りかかり、立腹して行為に及んだとみられるという。

2019年11月13日 奈良県の私立東大寺学園高校で2019年7月、修学旅行先の北海道で、教諭が2年生の生徒を平手打ちしたことが発覚。

2019年11月13日 佐賀県立佐賀北高校バスケットボール部顧問教諭が常習的に「体罰」・暴力行為や「市ね」など暴言を繰り返していたことが発覚。学校側が同日に記者会見をして事実を認めた。

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