いじめ事件関連年表(2015年~19年)

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いじめ事件に関する出来事を年表形式でまとめています。

1979年以前) – (1980~89年) – (1990~99年) – (2000~09年) – (2010~14年) – (2015~19年) – (2020年~

2010年代後半(2015~19年)

2015年

2015年4月 栃木県佐野市で、子どもを同じ小学校(小規模校)に通わせる母親2人が1週間の間に相次いで自殺。自殺した2人の母親は、それぞれの子どもが学校でいじめられ不登校になったと訴えたことをきっかけに、同じ学校に子どもを通わせる保護者から保護者同士のいじめの標的にされる「ママ友いじめ」を受けるようになっていた。「ママ友いじめ」の首謀者格となっていた母親は、地元中学校の教師だと指摘された。

2015年7月5日 岩手県矢巾町立中学校2年の男子生徒が、いじめを苦にして自殺。教諭らの不適切対応が指摘された。

2015年8月 仙台市立館中学校(泉区)の男子生徒が2014年、いじめを苦にして自殺していたことがわかった。学校側は生徒の自殺を伏せ、当該生徒は「転校した」などと説明していた。

2015年9月 福島県会津地方の福島県立高校に通う女子生徒が、部活動でのいじめを苦にして自殺。

2016年

2016年2月 仙台市立南中山中学校(泉区)の男子生徒が自殺し、背景にいじめが指摘される。

2016年2月23日 指導していた部活動で「上級生が下級生へのいじめでケガをさせた際に、暴行を隠すよう指示する」「いじめに関与した生徒を部活動大会に出場させないよう校長に指示されたが従わなかった」などのいじめ隠蔽行為を繰り返したとして、兵庫県教委は同日付で、姫路市立中学校の教諭を停職6ヶ月の懲戒処分。

2016年8月19日 青森県東北町立上北中学校1年の男子生徒が自殺し、いじめがあった可能性が指摘される。

2016年8月25日 青森市立浪岡中学校2年の女子生徒が、いじめを苦にする遺書を残して自殺。

2016年11月 原発事故の避難者で横浜市立小学校に通っていた男子児童が、避難者であることを理由にいじめを受け、暴力や恐喝などの被害を受けていたことが報じられる。

2016年11月以降、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故(2011年3月)の影響で被災地から他地域に避難した児童生徒に対する「震災いじめ・原発避難いじめ」の問題が社会問題化。「震災いじめ」と思われるものは発災直後の2011年より報告事例があったものの、横浜市でのいじめ事件発覚を機に大きく取り上げられるようになった。

2016年11月23日 原発事故の避難者で新潟市立小学校5年の児童が、担任教諭から「菌」と呼びかけられる事件が発生。かねてから避難者であることを理由に同級生から「菌」などと呼ばれるなどのいじめを受けていたと訴えていた。

2017年

2017年1月27日 福島県須賀川市立第二中学校1年の男子生徒が自殺。この生徒へのいじめがあったと指摘される。

2017年4月26日 仙台市立折立中学校(青葉区)2年の男子生徒が自殺し、背景にいじめが指摘される。

2017年6月25日 新潟県新発田市立中学校2年の男子生徒が自殺。生徒は自殺直前「自分が教室に入ると雰囲気が変わる。仲間はずれにされている」など、いじめ被害をほのめかす内容を話していた。

2017年9月 埼玉県川口市立戸塚中学校で3年男子生徒がいじめを受け不登校になっていたことが報じられる。所属していたサッカー部での同級生からのいじめのほか、サッカー部顧問教諭からのいじめ同然の不適切対応も指摘された。

2017年11月16日 湘南学院高校(神奈川県)1年だった2014年に、同級生からのいじめを苦に自殺未遂を図り後遺症が残ったとして、女子生徒が加害者とされる同級生や学校側を相手取って訴えた訴訟で、最高裁が上告を棄却し、同級生や学校側の責任を認めない判決が確定。

2017年12月 埼玉県鶴ヶ島市立小学校6年の女子児童が自宅の窓から転落死し、飛び降り自殺を図ったとみられる事案について、この児童へのいじめがあったことがわかった。学校側は「5年にいじめがあったが解決した」と認識していたが、実際は6年進級後も続き、SNSで中傷書き込みがあったなどと指摘された。

2017年12月25日 新潟県立阿賀野高校3年だった女子生徒が2010年に自殺し、背後にいじめが指摘されていた問題の訴訟で、新潟地裁で和解が成立。県がいじめを認めて対策をとるなどの内容。和解金などの支払いはゼロとした。

2018年

2018年1月22日 福井県敦賀市立松原小学校で、6年生の学年主任の教諭(40代)が特定の児童に対して暴言や嫌がらせを繰り返し、敦賀市教育委員会が調査と指導をおこなっていることが発覚。

2018年1月25日 新潟県立高校で、女子生徒が同級生の男子生徒に対していじめ行為をおこない、その様子を動画撮影してネットにアップしていたことが発覚。動画を見た人が学校を特定して当該校に情報提供し、学校と新潟県教育委員会が調査を始めた。

2018年4月 2015年に名古屋市立中学校で起きたいじめ事件に関して、被害生徒側が警察への相談を検討していることを知った名古屋市議が、学校側に対して「警察への相談を止めることができる」と伝えていたと新聞報道される。

2018年4月 オーストラリア・クイーンズランド州で「娘が同級生から、暴言など継続的ないじめを受けている」と聞いた父親が、その同級生に襲いかかり首を絞める事件が発生。同級生にケガはなかったが、警察が父親を拘束した。その後1000オーストラリアドル(約7万5000円)の罰金刑となった。

2018年5月14日 埼玉県立高校2年の女子生徒が2017年3月に自殺した問題について、第三者審議会は、上級生だった男子生徒とその妹がネット上で女子生徒への不適切な書き込みをおこなったことを指摘し、男子生徒らの行為をいじめと認定する報告書を出した。

2018年5月17日 熊本県北部の熊本県立高校3年の女子生徒が自殺を図り、翌日死亡。「よー学校これるね」とか「死ねばいい」などと同級生たちから言われたことなどが記された遺書が見つかる。

2018年6月7日 東京都葛飾区立新宿にいじゅく中学校3年の男子生徒が2014年4月に自殺した事案をめぐり、葛飾区は「自殺した生徒に対して、同じ部活動の生徒がおこなった行為はいじめに相当する」とした見解を発表。この問題では第三者委員会が「水をかけられたりスボンを脱がされそうになったという行為を認定しながら「いじめには相当しない」とする見解を出したが、その見解を否定した形に。

2018年9月26日 長野県教委が実施したいじめ調査で「いじめゼロ」と報告があった学校について、県教委が一部学校の状況を確認したところ、いじめについて学校独自の基準を設けて、本来はいじめ認定基準に該当する案件を認定しないようにしているなどの行為が複数校で確認されたと報じられた。

2018年10月9日 埼玉県川口市立中学校の男子生徒が、2016年から17年にかけ、いじめを苦にして計3度自殺を図っていたことが報じられる。いずれも未遂で、一命は取り留めた。

2018年10月10日 埼玉県草加市立中学校で2012年、当時2年生だった男子生徒が同級生からいじめを受けて校舎からの飛び降りを強要され後遺症が残ったとして、被害生徒側が訴えた訴訟で、最高裁は加害生徒側の上告を棄却。加害生徒4人に対して約1200万円の損害賠償を命じた二審東京地裁判決が確定。

2018年10月11日 新潟県新発田市の教育長が、市内中学校いじめ自殺事件での遺族側への対応の際、父親に「お前」と呼びかける不適切発言をしていたとして辞意を表明。教育長は元小学校教諭で、小学生時代の父親の担任だったという。「当時の関係で呼びかけてしまったが不適切だった」としている。

2018年10月12日 沖縄県豊見城市立小学校4年の男子児童が2015年に自殺した問題で、遺族側が豊見城市といじめ加害児童の保護者5人を相手取り民事提訴。

2018年11月6日 東京都八王子市立中学校に通っていた2年の女子生徒が2018年8月に自殺を図りその後死亡していたことがわかった。生徒は1年の時に、所属していた部活動でいじめを受け不登校になり、2年時に転校したが、1年時のいじめを苦にしていたとするメモを残していた。

2018年11月9日 兵庫県姫路市立中学校柔道部で2015年に起きたいじめに関連して、いじめを隠蔽したとして停職6ヶ月の処分を受けた教諭が、処分を不服をして訴えた訴訟、一審神戸地裁では棄却されたものの、二審大阪高裁で一部認容し、処分の取り消し慰謝料55万円を命じる判決。

2018年12月19日 三重県教育委員会、県内の県立高校1年の男子生徒が2018年8月19日に自殺していた都公表、LINEでいじめの可能性がある書き込みが発見されたとして調査をおこなう意向を表明。

2019年

2019年1月9日 東京都品川区立中学校1年の男子生徒が2012年9月に自殺したのはいじめが原因だとして、遺族が加害者とされる元同級生や品川区・東京都などを相手取り訴えていた訴訟で、和解が成立。

2019年1月19日 仙台市で2018年11月、母親と小学校2年の娘が死亡し、母親が無理心中を図ったとみられる事件で、児童の父親が記者会見。「娘は通っていた小学校(仙台市立寺岡小学校)でいじめを受けていた。学校側の対応も不十分で、母親も体調を崩して無理心中につながった」と訴えた。

2019年2月5日 山口県光市内の山口県立高校2年だった男子生徒が2016年7月に同県周南市で自殺した問題で、いじめ調査検証委員会は同日、同級生からのいじめがあったと認定する報告書を公表。また、雑用を押しつけるなどした教職員の行為についても「いじめに類する行為」と指摘。

2019年2月15日 千葉県松戸市立常盤平第一小学校で2016年5月、いじめ・暴力を受けて抵抗した児童(当時4年)に対し、担任教諭がいじめ加害側の児童に「やり返せ」と指示し、加害側の児童が被害児童を殴っていたことがわかった。被害児童がいじめを訴えても担任教諭と教頭がいじめを不問にして被害児童を怒鳴りつけ、「やり返さないのがルール」などと吊し上げるなどした。被害児童はその後2019年時点でも不登校状態が続いているという。

2019年2月18日 新潟市の私立新潟青陵高校で、1年生の男子生徒と同校中退者の計10人が、新潟市内の海岸で同級生2人に集団暴行を加えていたことが発覚。加害者が動画をネットにアップし、閲覧者から学校に連絡があった。

2019年2月19日 「福島県の私立聖光学院高校の柔道部員だった2014年~15年当時、同級生3人からいじめを受けて抑うつ症状を発症した」として被害者が訴えた訴訟で、福島地裁は訴えを認め、加害者3人に対して約166万円の損害賠償を命じる判決。

2019年2月19日 大津いじめ自殺事件の民事訴訟、大津地裁は元同級生3人のうち2人に対して計約3700万円の損害賠償を認める判決。

2019年2月20日 「熊本市立帯山中学校在学中、同級生3人から暴力・暴言・給食につばを吐きかけられるなどのいじめを受け、同校3年だった2014年に自殺未遂を図るなど精神的苦痛を受けた」として被害生徒が加害生徒3人を相手取り500万円の損害賠償を求めた民事訴訟で、熊本地裁で和解が成立。被害生徒側が指摘した24項目のいじめのうち18項目について加害者側が認め、精神的苦痛を与えたことを謝罪し、和解金(金額非公表)を支払う内容。

2019年3月8日 群馬県立高校2年の女子生徒が2019年2月1日に自殺した案件について、当該生徒がいじめ被害を訴えるメモを残していたことが明らかになる。

2019年3月18日 兵庫県尼崎市立中学校2年だった女子生徒が2017年に自殺した事件について、第三者委員会は「この生徒へのいじめがあり、また教諭の不適切な対応も複合した」とする調査報告書をまとめた。

2019年4月 埼玉県川口市立芝中央小学校で、同年3月に卒業した当時6年の女子児童が同級生から集団でトイレに閉じ込められる・蹴られる・外国出身だったことで人種差別的な暴言を浴びせられるなどのいじめを常習的に受けていたが、学校側に被害を訴えても校長や教頭をはじめ学校側は加害者をかばう対応を取っていたことが報じられる。

2019年6月12日 大阪府吹田市立小学校で、2019年時点で5年の女子児童が1~2年時の2015年~16年に同級生5人からいじめを受け、骨折や心因性の視力障害・PTSDを発症していたことがわかった。いじめ被害を訴えても当時の担任教諭が放置したなどと指摘されている。

2019年6月13日 三重県教育委員会は、県立高校で2018年5月に当時2年の女子生徒に対するいじめ事案があり、被害生徒が1年にわたって不登校状態となっていることを公表。

2019年7月3日 岐阜市立中学校3年の男子生徒が自殺。いじめを苦にして自殺すると読めるメモが生徒の自宅から発見された。

2019年7月25日 茨城県取手市立中学校で2015年に発生したいじめ自殺事件に関連して、茨城県教育委員会と取手市がそれぞれ、教員や職員に対して懲戒処分をおこなった。学級経営の中でいじめを誘発する行動を取ったとして担任教諭を停職1ヶ月、事件を隠蔽する対応を取ったなどとして校長や市教委担当者などをそれぞれ減給処分。

2019年8月24日 タイで69歳男性が、高校の同窓会の際、「約53年前の高校時代・16歳当時にいじめられていたことへの報復」としていじめ加害者の元同級生を射殺。

2019年9月5日 東京都葛飾区立中学校の女子生徒が、江戸川区立中学校に通う中学生とみられる十数人のグループに取り囲まれ、跳び蹴りをされたり性的行為をされるなどの暴行を受け、映像がツイッターで拡散されたとして、警視庁が捜査し、また葛飾・江戸川両区の教育委員会も調査していることがわかった。事件は2019年5月に江戸川区内で発生したとみられ、加害者と被害者はかねてからの知り合いだったとみられる。

2019年9月6日 三重県志摩市で2019年7月3日、1年時にいじめを受けて不登校状態になっていた志摩市立中学校3年男子生徒が自殺していたことがわかった。

2019年9月8日 埼玉県川口市立中学校在学中の2016年~17年にいじめを受けて3度自殺未遂を図っていた男子生徒(高校1年)が、いじめでの学校や教育委員会の対応を批判するメモを残して自殺した。

2019年10月4日 神戸市立東須磨小学校に勤務する教諭4人(40代女性1人、30代男性3人)が、同僚の20代教員4人(男性2人・女性2人)に対して集団いじめ・パワハラ行為を繰り返し、うち1人の教員を休職に追い込んでいたことが発覚。

2019年11月13日 「千葉県柏市立中学校2年だった2015年、同級生からいじめを受けて校舎から飛び降り自殺を図り重度の後遺症が残った」として、元生徒の女性が、いじめ加害者とされる当時の同級生4人と柏市などを相手取り、治療費など約3億円の損害賠償を求めて千葉地裁に提訴していたことが報じられる。同日に第1回口頭弁論が開かれ、被告側はいずれも棄却を求めた。

2019年11月22日 「男子生徒が、在学していた横浜市立中学校でいじめを受け、2年だった2017年12月から中学校卒業時まで不登校になった」として2018年5月に調査委員会の調査報告書が出た事案について、被害生徒が「報告書の内容は実体と乖離している」として再調査を求めた。いじめは2011年度(小学校3年)、学校のアンケートによって、親族に東日本大震災の被災者がいたことが同級生に知られたことから震災をネタにしたいじめが始まった、調査は不登校になってからのことしか対象にしていない、調査書では加害者として調査対象になったのは4人だったが加害者は10人以上いる、などと訴えている。

2019年11月29日 大阪府吹田市立小学校で2015年~17年、2016年度当時2年だった女子児童が同級生から悪質ないじめを受けケガをしたり精神症状を発症するなどした問題で、大阪府教育委員会は同日付で、いじめに適切な対応を取らなかったとして、事件発生当時の校長(他校に異動)を戒告、当時の教頭(他校に異動したのち校長昇任)を厳重注意。「いじめ被害の訴えを放置した」などと指摘された、2年当時の担任だった男性臨時講師(68)については、任用期間が満了しているとして処分見送り。

2019年12月13日 埼玉県所沢市立中学校で2017年7月、当時1年だった男子生徒が自殺した問題を調査していた第三者委員会は、「嫌なあだ名で呼ばれた」「休み時間に本を読んでいたところをはやし立てられた」「父親に入学祝いでもらった学用品を壊された」とする当該生徒へのいじめを確認したとする報告書を公表。一方で自殺との因果関係については断定せず。当該校では2018年7月にも生徒の自殺事件が起き、さらには2019年7月には生徒の同級生殺害事件が起きている。

2019年12月15日 栃木県日光市立小学校で2018年度、当時6年を担任していた男性教諭が、受け持ちクラスの児童がいじめ被害を訴えた文章をそのまま教室に掲示していたことがわかった。授業の課題としていじめに関する作文を書かせた際、児童がいじめ被害を訴えたものの、教諭は指導などをせずにそのままほかの児童の作文とともに貼り出した。

2019年12月16日 山口県下関市立小学校の女子児童がいじめを苦にして2019年12月上旬に自殺未遂を起こしていたと報じられる。児童はいじめを受けて2019年10月から「死にたい」などともらし不登校状態になっていた。学校側はそのことを把握しながら「軽微な事案」扱いで放置していた。

2019年12月20日 「佐賀県鳥栖市立中学校に通っていた2012年、同級生からいじめを受けてPTSDを発症した。学校側はいじめを放置した」として、当時同校1年だった男子生徒が加害生徒と鳥栖市を相手取り訴えていた訴訟で、佐賀地裁はいじめの一部について認めPTSD発症との因果関係も認めて約400万円の損害賠償を命じたものの、大半のいじめ行為の訴えを退け、また鳥栖市への請求を棄却した。原告側は「不当判決」と判断して控訴意向を表明。

2019年12月23日 大分市立中学校1年の女子生徒がいじめを苦に自殺未遂を繰り返していたことがわかった。当該生徒は小学校6年の頃からいじめを受けていたが、小学校では「ささいな喧嘩」と扱って対応せず、進学先中学校への引き継ぎもしていなかった。中学校進学後もいじめは続いていた。

1979年以前) – (1980~89年) – (1990~99年) – (2000~09年) – (2010~14年) – (2015~19年) – (2020年~
いじめ
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