いじめ事件関連年表(2017年)

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いじめ事件に関する出来事を年表形式でまとめています。

~1979年) – (1980~89年) – (1990~99年) – (2000~09年) – (2010~14年) – (2015~16年) – (2017年) – (2018年) – (2019年) – (2020年) – (2021年) – (2022年) – (2023年) – (2024年

2017年

2017年1~3月

2017年1月20日 新潟県下越地域の公立中学校1年の女子生徒が「菌」と呼ばれるなどのいじめを受けて不登校になっていることがわかった。当該生徒は東日本大震災・福島第一原発事故の避難者で、「原発避難いじめ」だと指摘される。また当該生徒は2016年7月、国語の作文の課題でいじめ被害を訴えたが、担当教師がその記述を見落とし「小学生時代の話」と扱って対応しなかったことも指摘される。

2017年1月23日 千葉県松戸市教育委員会は、「同年1月10日、市立中学校1年の女子生徒が飛び降り自殺した」と発表。学校側の調査ではいじめが確認できなかったが、「いじめっ子に仕返しをしてみたい」などといじめ被害をうかがわせるような内容が記されたノートが見つかったという。松戸市教委は2017年1月27日、いじめが原因ではないと判断した。

2017年1月27日 福島県須賀川市立第二中学校1年の男子生徒が自殺。この生徒へのいじめがあったと指摘される。

2017年1月27日 東京電力福島第一原発事故で千葉県に避難した住民が国と東京電力を相手取った千葉集団訴訟の弁護団は、原告の子ども少なくとも3人が転入先の千葉県の学校で「原発避難いじめ」を受けたと明らかにした。▼同級生から「何で福島から来るんだ」「福島のやつの意見は聞かねえ」などと言われ、再転校を余儀なくされた。▼2012年頃、県内の小学校に転校した際、同級生から「放射能が来た」などと言われた。という被害を明らかにした。

2017年3月17日 東京電力福島第一原発事故で群馬県などへの避難を余儀なくされた住民らが起こした集団訴訟で、前橋地裁は国と東京電力の責任を認める判決。判決では、避難によって転校を余儀なくされた児童生徒少なくとも4人について、転入先の学校で「原発避難いじめ」を受け精神的苦痛を受けたことにも言及し、国と東電から4人のうち2人に対して慰謝料支払いを命じた。もう2人については、すでに東電から支払われた慰謝料の範囲を超えないとして相殺する形で請求を棄却。

2017年3月28日 福島県立高校2年だった女子生徒が2015年9月に自殺し、部活動の上級生からのいじめが指摘された問題で、県の調査委員会はいじめと自殺との因果関係を認定。

2017年4~6月

2017年4月11日 「大阪市立小学校6年だった2013年、同級生から暴力を受ける・集合写真の顔に×印をつけられるなどのいじめを受け不登校になった。学校側の対応は不十分だった」として、元男子児童の保護者が、大阪市や同級生保護者を相手取り約300万円の損害賠償を求める訴訟を、同日までに大阪地裁に起こしたと報道される。

2017年4月11日 「千葉市立中学校に在学していた2013~15年当時に、ものを隠されるなどいじめを受け精神的苦痛を受けた」として、元男子生徒が千葉市と元同級生3人を相手取り、慰謝料など総額約330万円の支払いを求める訴訟を、千葉地裁に提訴。

2017年4月17日 福岡県北九州市内の私立高校2年の女子生徒が自殺。同級生を名指しして「もし私に何かあったらこの人たちのせい」とするLINEを送っていて、いじめの可能性が指摘された。

2017年4月26日 仙台市立折立中学校(青葉区)2年の男子生徒が自殺し、背景にいじめが指摘される。

2017年5月 沖縄県うるま市立中学校で2013年に発生した「複数の上級生が下級生数人の頭を殴る・土下座を強要する」などしたされる集団暴行事件で、被害者側の1人が加害者側を相手取り起こしていた訴訟は、同日までに和解が成立。うるま市が65万円、加害者側が計155万円の和解金を支払う。

2017年6月25日 新潟県新発田市立中学校2年の男子生徒が自殺。生徒は自殺直前「自分が教室に入ると雰囲気が変わる。仲間はずれにされている」など、いじめ被害をほのめかす内容を話していた。

2017年7~9月

2017年7月26日 北九州市内の私立高校2年の女子生徒が2017年4月17日に自殺し、背後にいじめが指摘されたことがわかった。

2017年8月 三重県津市の三重県立高校3年の女子生徒が、「1年だった2015年から、部活動の複数の同級生から悪口や無視などのいじめを受け不登校になった。2年進級後は『学校に来ていないのにどうして進級できたんですか』などとSNSで中傷された」と訴え、学校側が対応を怠ったとして、三重県を相手取り津地裁に提訴していたことがわかった。

2017年9月4日 長崎県新上五島町立奈良尾中学校3年の男子生徒が2014年1月に自殺し、背後にいじめが指摘された問題で、遺族が訴えていた訴訟の和解が長崎地裁で成立。

2017年9月 埼玉県川口市立戸塚中学校で3年男子生徒がいじめを受け不登校になっていたことが報じられる。所属していたサッカー部での同級生からのいじめのほか、サッカー部顧問教諭からのいじめ同然の不適切対応も指摘された。

2017年10~12月

2017年10月11日 「2017年5月、同級生から集団暴行いじめを受け、その様子を動画に撮影されてLINEに登校されるなどした。いじめによってケガをし、PTSDを発症した」などとして、石川県金沢市立中学校1年の男子生徒が、加害生徒3人とその保護者を相手取り、約300万円の損害賠償を求めて提訴していたことがわかった。

2017年11月16日 湘南学院高校(神奈川県)1年だった2014年に、同級生からのいじめを苦に自殺未遂を図り後遺症が残ったとして、女子生徒が加害者とされる同級生や学校側を相手取って訴えた訴訟で、最高裁が上告を棄却し、同級生や学校側の責任を認めない判決が確定。

2017年11月27日 神戸市内の私立高校に通う女子生徒が2017年2月に自殺を図り後遺症が残っている問題で、学校が設置した第三者委員会が「生徒の自殺未遂はいじめが原因」「いじめと自殺未遂に因果関係がある」と認定する調査結果をまとめていたことが同日までにわかった。

2017年11月30日 青森県東北町立上北中学校1年の男子生徒が2016年8月にいじめを訴えるメモを残して自殺した問題で、生徒の生前に実施したいじめアンケートの結果を学校側が破棄しいたことが、同日までにわかった。

2017年12月 埼玉県鶴ヶ島市立小学校6年の女子児童が自宅の窓から転落死し、飛び降り自殺を図ったとみられる事案について、この児童へのいじめがあったことがわかった。学校側は「5年にいじめがあったが解決した」と認識していたが、実際は6年進級後も続き、SNSで中傷書き込みがあったなどと指摘された。

2017年12月 埼玉県北本市立中学校の男性教諭が、匿名のツイッターで男子生徒になりすまして勤務校の生徒を中傷する「ネットいじめ」行為をおこなっていた疑惑がマスコミ報道される。特定の女子生徒の容姿をけなしたりなどの書き込みがあった。同じ発信元から、結果公表前の生徒会役員選挙について結果を公表するような書き込みがあったことや、この男性教諭が数名の生徒に対しておこなった「その場に居合わせた人しか知りようがない」会話の内容がアップされたことから、生徒会担当だったこの男性教諭が疑われ、生徒が問い詰めたという。

2017年12月23日 大島商船高等専門学校(山口県周防大島町)で2016年、同学年の学生に対する2件のいじめ事件があり、1人が自殺、もう1人が適応障害を発症していたことが報道される。いじめ被害者はそれぞれ同じグループからいじめの標的にされ、1人目の学生の自殺後に2人目の学生に標的が移ったとされる。

2017年12月25日 新潟県立阿賀野高校3年だった女子生徒が2010年に自殺し、背後にいじめが指摘されていた問題の訴訟で、新潟地裁で和解が成立。県がいじめを認めて対策をとるなどの内容。和解金などの支払いはゼロとした。

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