いじめ事件関連年表(2010年~14年)

いじめ事件に関する出来事を年表形式でまとめています。

1979年以前) – (1980~89年) – (1990~99年) – (2000~09年) – (2010~14年) – (2015~19年) – (2020年~

2010年代前半(2010~14年)

2010年

2010年3月 北海道滝川市立江部乙小学校いじめ自殺訴訟で和解成立。北海道や滝川市が自殺の予見可能性を認めるなどの内容。

2010年6月7日 神奈川県川崎市立中学校3年の男子生徒が、加害者4人の実名をあげ「同級生をいじめから救えなかった」とする遺書を残して自殺。加害者グループによる同級生へのいじめが確認され、またこの生徒自身も標的にされていたことがわかった。

2010年6月28日 「千葉市立小学校4年だった2005年、担任教諭が『クラスで嫌いな人の実名を書け』とする不適切なアンケートをおこなった。自分の名前が『一番嫌われている』として実名で公表されたことで、クラスでいじめを受け転校に追い込まれた」として、男子児童が千葉市に約1100万円の損害賠償を求めた訴訟で、千葉地裁で和解が成立。アンケートは不適切だったと認めて市が謝罪し和解金200万円を支払う内容。

2010年10月23日 群馬県桐生市立新里東小学校6年の女子児童が自殺。遺書はなかったものの、自殺した児童に対するいじめがあったことが指摘された。

2011年

2011年1月26日 神奈川県小田原市立中学校で、同級生からのいじめを苦にした女子生徒がいじめ加害側の生徒に切りつける。

2011年1月27日 名古屋市立中学校の女子生徒が2003年、同級生を名指ししていじめを受けたとする遺書を残して自殺した事件で両親が「学校側の調査が不適切」として名古屋市を訴えた民事訴訟、名古屋高裁が両親の控訴を棄却。

2011年5月20日 「名古屋経済大学市邨中学校に通学していた女子生徒が2002年にいじめを受け、公立中学校に転校したもののいじめの後遺症でPTSDを発症し、4年後の2006年に自殺した」として、被害者の保護者が学校側を訴えていたいじめ後遺症自殺事件訴訟、いじめと自殺との因果関係認め学校法人市邨学園と学校関係者3人(当時の理事長・校長・学級担任)に約1490万円の損害賠償を命じる判決。いじめの後遺症で自殺したと裁判で認められたのは初めて。学園側は控訴。

2012年

2012年7月4日 滋賀県大津市立皇子山中学校の男子生徒が2011年10月に自殺した事件で、調査にあたった学校や大津市教育委員会が「自殺した生徒へのいじめがあった」と生徒からの複数の証言がありながら、再調査せずに握りつぶしていたことが発覚。

2012年7月 愛知県蒲郡市立中学校で特定の女子生徒が、特定の男子生徒1人を標的にした「自殺に追い込む会」結成を携帯電話メールで同級生約20人に呼びかけ、首謀者格の生徒と同調した男女生徒8人の計9人が2012年3月から6月にかけてその男子生徒への集団いじめを繰り返していたことが発覚。首謀者格生徒と被害者は同じ部活動に所属していたが、かねてから折り合いが悪かったという。

2012年8月10日 鹿児島県出水市立中学校2年だった女子生徒が2011年9月に自殺した事件で、遺族側の独自調査で、自殺した生徒が生前にいじめを受けていたとする証言が複数見つかったと報じられた。

2012年8月 いじめの被害を受けてケガをしたり後遺症で精神症状を発症したなどとして、被害者が警察に被害届を出す例が全国各地で相次ぐ。

2012年9月13日 埼玉県川越市立中学校の男子生徒が入学直後から同級生3人から継続的ないじめを受け、同校2年だった2012年1月に集団暴行を受けて意識不明になり、2012年9月時点でも意識不明状態が続いていることがわかった。

2012年9月21日 兵庫県川西市内の兵庫県立高校に通っていた2年男子生徒が2012年9月に自殺し、同級生からのいじめがあったと指摘された問題で、この学校の教諭が授業中「遺族は学校を潰そうとしている」「体育祭や修学旅行があるが、それもどうなるかわからない」「遺族には申し訳ないが、同情する気はない」などと暴言を吐いていたことが判明。

2012年10月2日 群馬県前橋市立中学校在学中の2007年にいじめを受け不登校になりPTSDや対人恐怖症などを発症したとして、同校卒業生の女性が訴えていた民事訴訟、前橋市が解決金100万円を支払う内容で和解成立。

2012年10月18日 関西外国語大学(大阪府枚方市)アメリカンフットボール部に在籍していた2007年当時、先輩部員から執拗ないじめを受け、いじめから逃れるために学内の部室棟から飛び降り後遺症を負ったとして、神戸市在住の元部員が先輩部員を訴えた民事訴訟で、神戸地裁は先輩部員に対し1560万円の支払いを命じる判決。

2012年11月9日 石川県加賀市立小学校1年だった2007年から同2年の2008年にかけていじめを受けて登校できなくなりPTSDと診断された、また担任教諭も十分な対応を取らなかったとして、被害にあった女子児童が同級生9人とその保護者および加賀市を相手取って訴えた訴訟で、金沢地裁小松支部は11月9日、いじめを一部認定した上でPTSD発症との因果関係も認定し、3人の児童の保護者と加賀市に対し約700万円の損害賠償を命じる判決。

2012年12月8日 東京都世田谷区内の私立中学校に通っていた女子生徒が自殺。背景にいじめがある可能性が指摘された。学校側は2013年2月にいじめを認める。

2012年12月19日 岐阜県瑞浪市立瑞浪中学校いじめ自殺事件(2006年10月)で両親が加害者とされた生徒らを相手取って起こした民事訴訟、名古屋高裁は一審岐阜地裁判決を支持、いじめを認定せず両親の控訴を棄却。

2013年

2013年2月18日 香川県綾川町立中学校に通う外国籍の1年男子生徒が同級生から暴行を受け重傷を負ったとして、両親が香川県警に刑事告訴。背景に人種差別的ないじめがあったとされる。

2013年2月 和歌山県田辺市立中学校1年の男子生徒が2012年12月15日に自殺を図り、寝たきりの状態が続いていることが報じられる。

2013年4月4日 兵庫県の私立高校に通っていた娘がいじめ被害にあったことを訴えるブログを書いていた母親に対し、学校側が「いじめは事実無根で、名誉毀損」として刑事告訴していたことが分かった。この事件では被害者側が学校側を相手取り民事提訴している。

2013年6月 石川県内灘町の小学校で2011年10月、父親が「娘がいじめを受けた」として教室に乗り込み、いじめに関与したと思い込んだ男子児童(いじめ関与の事実は確認されず)を殴ったとして傷害罪に問われた事件で、最高裁は父親の上告を棄却。罰金30万円とした一審・二審判決が確定。

2013年6月 いじめ防止法が国会で成立。一方で厳罰化や道徳教育偏重などとして、一部野党や日弁連からは懸念が示される。

2013年7月10日 名古屋市南区の名古屋市立明豊中学校2年の男子生徒が7月10日に「複数の人から死ねと言われた」などいじめ被害をほのめかすメモを残して自宅近くのマンションから飛び降り自殺。担任の女性教諭(31)が、生徒からいじめの相談を受けながら、いじめに加担するような発言をして放置した疑惑が指摘された。

2013年7月10日 栃木県栃木市立小学校で3年を担任する女性教諭(30代)が、市が実施したいじめアンケートに対して、「いじめがある」と回答した児童を呼び出して「いじめではない」などと発言して書き直しを迫るなど、申告が多くならないよう児童に指示した上で回答させていたことが同日までに発覚。

2013年8月16日 奈良県橿原市立中学校2年の女子生徒が2013年3月に自殺した問題で、学校が実施したアンケートにいじめを目撃したとする記述が約40件あったと遺族が公表。学校側はいじめと自殺との因果関係を認めず、口封じのような対応を取ってきた。

2013年8月21日 長崎市立小学校6年の女子児童が2013年7月に自殺を図って意識不明になり、背景にいじめが指摘された問題で、長崎市教委は同日までに児童が死亡したことを発表。詳細な死亡時期や死因は遺族の意向で非公表とした。

2013年8月23日 山形県立酒田光陵高校で生徒が校舎から転落してケガ。この生徒へのいじめがあった可能性があると指摘される。

2013年8月28日 香川県立高松北中学校(中高一貫校)で2013年6月に生徒が校舎から転落死した事故で、香川県教委はいじめも「体罰」も確認できなかったと発表。一方でいじめをうかがわせるような証言もあったが「再調査の結果伝聞情報と判断した」とし、また「体罰」については「部活動顧問が生徒の胸ぐらをつかんで押し付ける行為はあったが、『体罰』ではないと判断した」とした。

2013年11月21日 さいたま市立小学校2年だった2010年、当時の担任教諭から暴力や暴言などのいじめを受けて不登校になりPTSDも発症したとして、被害にあった女子児童がさいたま市や担任教諭・校長などを相手取り計約543万円の損害賠償を求める訴訟を提訴。

2014年

2014年1月7日 山形県天童市立第一中学校1年の女子生徒が自殺。いじめ被害を訴える遺書が見つかる。

2014年1月21日 岐阜県垂井町立小学校に通っていた男子児童が学校でいじめを受けたうえ、抵抗するといじめは不問にされて「一方的に暴力を振るった」と扱われたために、「暴力少年」などと事実と異なる風評が広まって精神的苦痛を受け転居・転校を余儀なくされたとして、被害児童と両親が同町に対し、約1100万円の損害賠償を求める訴訟を岐阜地裁大垣支部に起こした。

2014年8月 千葉県我孫子市立中学校1年の女子生徒が、学校でのいじめを苦に2度にわたり自殺を図った。この生徒への陰口やLINEへの中傷書き込みが確認された。

2014年9月25日 埼玉県北本市立中学校2年だった女子生徒が2005年に自殺したのはいじめが原因として、両親が北本市と国に計約7670万円の損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第一小法廷が両親の上告を棄却。いじめを認定しない判決が確定。

2014年10月21日 熊本県和水町立中学校3年だった男子生徒が2012年に自殺し、背景にいじめが指摘された問題で、生徒の両親が「学校でいじめが防止されず放置されていたのは町の責任」などとして、約1100万円の損害賠償を求めて熊本地裁に提訴。

2014年10月22日 熊本市内の熊本県立高校に通っていた当時1年の女子生徒が2013年8月に自殺し、背景にLINEを通じてのいじめがあったことがわかった。熊本県教育委員会が同日に事実関係を発表。

2014年12月3日 福岡県みやこ町立中学校2年だった男子生徒が2012年、校内で当時3年の上級生から暴行を受け右目を失明したとして、被害生徒と家族が加害生徒と町を訴えていた訴訟で、福岡地裁行橋支部は加害生徒に約5200万円の損害賠償を命じる判決。

1979年以前) – (1980~89年) – (1990~99年) – (2000~09年) – (2010~14年) – (2015~19年) – (2020年~
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