いわゆる「体罰」事件や、教師による対生徒暴力事件について、関連する出来事を年表形式でまとめています。
2010年代後半(2015~19年)
2015年
2015年2月5日 「2013年12月、欠席がちだった担任クラスの男子生徒(当時3年)を家庭訪問した際に家から路上に引きずり出して殴るなどしてケガを負わせた」として、千葉市教育委員会は同日付で、市立中学校の男性教諭(33)を戒告処分。被害者側が2014年3月に被害届を出し、同教諭は2014年12月、傷害罪で千葉簡裁から罰金20万円の略式命令を受けている。
2015年3月18日 山形市立中学校の女子バレーボール部で、外部コーチが部員に対してペットボトルを投げつけるなどの暴行を加えていたことが発覚。顧問教諭は暴行を知りながら「加害者のコーチは、自分よりも指導力がある」として黙認。
2015年3月26日 大阪府泉大津市の体操クラブで生徒に「指導」と称した暴行を加えたとして傷害罪に問われた元コーチに対し、堺簡裁は同日付で罰金の略式命令。元コーチは2015年4月、体操協会からコーチ資格無期限抹消処分を受けたが、2019年6月に解除された。
2015年4月14日 岐阜県高山市の私立高山西高校の剣道部顧問教諭について、複数の部員に「体罰」を繰り返したとして学校側が諭旨免職処分。当該教諭は2013年にも「体罰」で出勤停止処分を受けたことがある。
2015年6月 「東京都の成城学園初等学校(小学校)で1年を担任していた時、クラスの児童の喧嘩を止めさせようと児童1人を木にくくりつけた」として「体罰」で解雇されたことは不当として、元教員の男性(57)が解雇無効を求める訴訟を東京地裁に起こしていたことがわかった。当該人物は事実関係を認めながら「体罰」ではないと主張。
2015年10月 それぞれ高校教員の経歴がある馳浩衆議院議員と義家弘介参議院議員(当時)が2008年6月、雑誌「正論」(産経新聞社)で教育問題について対談し、互いに教師時代に「体罰」や威圧的な指導をしていたと受け取れる内容があったと指摘される。2015年10月に発足した安倍改造内閣で、馳氏が文部科学大臣・義家氏が文部科学副大臣となり、過去の対談がクローズアップされた形になった。馳文科相は当時の「体罰」を認め謝罪し、「体罰」はあってはならないと言及した。
2015年10月30日 「埼玉県立三郷特別支援学校で2011年、当時小学部低学年だった男子児童が担任だった女性教諭(依願退職)から暴力・暴言などの虐待を受けた」として訴えていた訴訟で、さいたま地裁は同日、暴力や暴言などの教諭の行為を認めて埼玉県に約134万円の賠償を命じる判決。
2015年12月18日 「2015年9月、合唱の練習中に生徒の口元にカッターナイフを近づけるなどした。またほかにも日常的に暴言や暴力を繰り返した」として、広島市教育委員会は同日付で、市立中学校の男性教諭(24)を減給10分の1の懲戒処分。
2016年
2016年2月24日 大阪市立桜宮高校「体罰」自殺事件の民事訴訟で、東京地裁は教諭の暴行と自殺との因果関係を認め、大阪市に7500万円の損害賠償を命じる判決を出した。大阪市は控訴せず判決確定。
2016年4月 秋田県立能代松陽高校(能代市)で2016年1月、始業式での校長講話中、女性教諭が2年(当時)女子生徒を「私語をしていた」として手に持っていたバインダーファイルで叩いたとして、被害生徒が被害届を出したことがわかった。女性教諭は暴行を否定し、「私語をしていたので注意したが、故意に叩いていないし、誤ってバインダーが当たった感触もなかった」と話す。被害生徒はかねてから部活動やクラスで同級生からいじめを受け、体調を崩して「うつ状態」と診断されていた。生徒はこの日を境に登校できなくなり転校に追い込まれた。生徒側は「当該教諭は生徒の副担任で、いじめやそれによって引き起こされた生徒の体調不良の事実関係も把握していた。いじめでの学校側の不適切対応の延長にある」と訴えた。なお当該生徒へのいじめは、秋田県としては初めての「いじめ重大事態」認定となり、第三者委員会での調査でいじめが認定されている。
2016年4月27日 「2016年2月、顧問を務めるソフトボール部で、練習試合でミスをしたとして審判用マスクを投げつけ、当時1年の女子部員に後頭部を4針縫うケガをさせた」として、大阪市教育委員会は同日付で、市立本庄中学校(東成区)の男性教諭(26)を停職3ヶ月の懲戒処分。大阪市教委の調査によると、被害生徒を含む計9人の部員に対して、計63回の暴力行為を加えたことが確認された。なお加害教諭は2021年度、同年度の勤務先の別の大阪市立中学校で担任クラスの生徒のいじめ相談を放置したり暴言を吐くなどして自殺未遂・精神疾患発症・不登校に追い込んだと、ネットで告発されている。
2016年5月20日 新潟県立高校に勤務する男性教諭が、生徒対象の「体罰」調査で自分の「体罰」・暴力が告発されていたことに気づいて調査の回答用紙を改ざんしたとして、新潟県教育委員会は同日付で、教諭を減給2ヶ月の懲戒処分。
2016年7月21日 大阪府立難波支援学校(大阪市浪速区)の教諭が、担任する高等部の知的障害を持つ男子生徒に対して、肘打ちをする・体を振り回すなどの暴力行為を繰り返していたことが発覚。
2016年10月 「戸塚ヨットスクール」が幼児教育にも手を出し、幼児向けの合宿をおこない平手打ちなどの暴力・虐待行為を加えていると、ネットメディアで指摘される。
2016年10月20日 横浜市教育委員会は「2014年から、部活動の指導中に暴力行為やわいせつ行為を繰り返した」として、市立中学校で部活動顧問だった男性教諭(49)を懲戒免職処分。「指導の一環」と話したという。
2016年11月24日 大阪市教育委員会は同日、阿倍野区の市立中学校に勤務する男性教諭(32)を「体罰」で停職3ヶ月。顧問を務める女子バレーボール部で、部員をたたく・髪を引っぱるなどの暴力行為を繰り返した。当該教諭は2013年度にも、当時勤務していた淀川区の中学校で、女子バレーボール部の指導中に暴行を繰り返したとして停職10日の懲戒処分を受けている。
2017年
2017年1月18日 千葉県教育委員会は同日付で、「千葉県鴨川市立長狭中学校の剣道部で、防具を着けていない状態の女子生徒の頭を竹刀で殴りつけたり喉元を押すなどして脳振とうや打撲のけがを負わせ、約1ヶ月間の入院加療に追い込んだ」として、顧問の男性教諭(39)を停職6ヶ月の懲戒処分。被害者側が同日までに刑事告訴し、教諭には傷害罪で罰金50万円の略式命令が確定。
2017年2月 森友学園問題が発覚。小学校設置計画に関する大阪府の不透明な認可と、小学校用地として国有地が払い下げられた不適切な経緯、その背景には大阪維新・安倍内閣につながるような特異な教育思想があるということが問題の軸ではあるが、この問題に関連して、同学園が運営する塚本幼稚園(大阪市)や系列の保育所「高等森友学園」(大阪市)で、トイレに行かせない、犬を飼っている園児を「犬臭い」といじめる、遠足の弁当を勝手に捨てられるなど、虐待まがいの行為があったことが指摘される。
2017年5月22日 長野県白馬村立白馬中学校の男性教諭(60)が授業中に生徒を平手打ちしたり足を蹴るなどする「体罰」事件。同日、学校側が保護者に「体罰」の事情説明をしている際にもこの教諭は突然激高して暴れ出して机を蹴るなどし、机や教諭の手が母親にあたり、母親がケガをする。
2017年5月29日 堺市教育委員会、「部活動指導中に生徒に暴力を繰り返したり、『裸になれ』などと命じるなどの行為を繰り返した」として、市立高校の男性教諭を懲戒免職。
2017年5月31日 「私立普連土学園高校(東京都港区)2年だった2011年、所属していた剣道部で女性顧問教諭と男性コーチからそれぞれ暴行を受けてケガをし、PTSDを発症した」として元女子生徒が学校側を相手取って訴えた訴訟で、東京地裁は「教育的指導の範囲を逸脱した体罰で違法」として訴えを一部認め、学校と教諭・コーチが連帯して約90万円を支払うよう命じる判決。
2017年7月 札幌市立中学校で2年を担任していた男性教諭が担任クラスのホームルーム中、「教師が指示した課題提出日時が誤っている」と生徒から指摘を受けたことに逆上し、当該生徒に対して「お前のせいで恥をかいた」と言いがかりを付けて暴行。校長は暴力事件を把握しながら隠蔽し、市教委への報告を怠っていた。
2017年8月 東京都世田谷区教育委員会が主催する中学生向けのジャズバンド事業で、バンドを指導していたトランペット奏者・日野皓正氏が中学生を往復ビンタ。事件のあった日は成果を発表する演奏会がおこなわれていた。演奏会では一人ずつソロ演奏をすることになっていたが、この生徒のソロが長くなりすぎたとして、日野氏が次の生徒に順番を回すよう指示したが「言うことを聞かなかった」としたもの。
2017年11月 愛知県豊橋市立小学校の男性教諭(40代)が、担任する2年生のクラスで常習的に児童へ暴行や暴言を加え、1人の児童を不登校にさせるなどしていたことが発覚。この教諭は2012年、当時勤務していた別の豊橋市立小学校で「体罰」をおこなったとして戒告処分を受けた前歴がある。
2017年12月19日 福岡市立小学校で、男性教諭が3年生の男子児童に対し「宿題を忘れた」として暴行、鎖骨骨折の重傷を負わせた。
2018年
2018年1月 福井県敦賀市立松原小学校で、6年生の学年主任の教諭(40代)が2017年春頃から、特定の児童に対して暴言や嫌がらせを繰り返しているとして、敦賀市教育委員会が調査と指導をおこなっていることが発覚。
2018年1月23日 福岡県北九州市若松区の市立小学校で、男性教諭が6年生の男子児童を蹴りつけ顔面骨折の重傷を負わせる。体調不良のために保健室に来ていた児童に対し、この教諭が児童を教室に連れ戻そうとつかみかかったが、抵抗されたとして逆上して暴行。児童は一時意識不明になって救急搬送された。
2018年3月23日 2012年に剣道部の指導中に当時高校1年の部員に暴行を加えてケガをさせたとして傷害罪に問われ、一審で無罪となったが二審で判決の不合理性が指摘されて差し戻しとなっていた、私立東京学館浦安中学校・高校(千葉県浦安市)の教諭に対し、千葉地裁が罰金40万円(求刑懲役6月)の判決。教諭の暴行を認定。
2018年6月29日 「中学校2年だった2014年、福岡市の柔道教室で指導者から絞め技を受け意識を失い、しばらく後遺症が残った」として、福岡市在住の男子生徒が指導者を訴えていた訴訟で、最高裁は指導者の上告を受理しない決定。指導者の違法性を認めて4万4000円の損害賠償を命じた判決が確定。指導者は絞め技をかけた事実を認めながら「当該生徒が、小学生に危険な技をかけていたので指導した」と主張して違法性を否定して争っていた。一方で生徒側は「小学生に危険な技をかけたとする指導者の言い分は事実無根」としていた。また事件の背後には「当該教室の在籍者は小学生が主体で中学生はほとんどおらず、また小学生女子の実力者が多く在籍していた背景から、中学生男子の当該生徒は柔道初心者だったことも加わって弱い立場になり、この生徒へのいじめがあった」とも指摘されていた。
2018年7月3日 岩手県立不来方高校3年のバレーボール部員の男子生徒が自殺。同部顧問教諭が部活動指導中に暴言を繰り返していたことが指摘される。
2018年7月 香川県東部の小学校で2018年4月、「教師が児童に暴力を加えた。これを校内の投書箱で告発された当該教師が逆上し、後日この児童を呼び出し『チクるのではなく、自分のところに直接来い』と難癖を付けて再び暴力を加えた」事案があったことが報じられる。
2018年8月1日 和歌山県立星林高校のラグビー部で2018年7月、部内合宿で飲酒して指導した上、3年生部員の男子生徒の指摘に逆上してその生徒を引きずり倒して頭を踏みつけて頭蓋骨骨折のケガを負わせるなどしたとして、和歌山県教委は同校ラグビー部顧問の男性教諭(35)を同日付で懲戒免職処分。
2018年12月 中国で33歳男性が、中学校時代の担任教師を襲撃し暴行。在学中に担任教師から暴行を受けていたとして、報復を図ったもの。
2019年
2019年2月1日 「岩手県立盛岡第一高校のバレーボール部員だった2008年当時、顧問教諭から暴力や暴言を受けてPTSDを発症した」として被害者が岩手県などを相手取り損害賠償を求めていた訴訟で、仙台高裁は一審盛岡地裁以上に被害認定範囲を広げ、岩手県などに40万円の賠償を命じる判決。
2019年2月1日 北九州市教育委員会は「2018年、担任していた4年のクラスで児童らに向けて教材のドリルを投げつけるなどした上、『このクラスは解散』などと発言して複数の児童を不安にさせた」として、小倉南区の市立小学校に勤務する男性教諭(37)を停職6ヶ月の懲戒処分。
2019年2月3日 福岡市城南区を拠点とする少年サッカークラブ「ヴィテス福岡」の監督(43)が、福岡県宗像市でおこなわれた試合後のミーティングの際、部員の中学生男子生徒にレジャーシートを投げつけ頭蓋骨骨折の重傷を負わせる。レジャーシートを投げた際に、固形物・重量物が一緒に飛んでいったとみられる。福岡県警宗像署は同年2月18日、傷害容疑で監督を逮捕。
2019年2月 群馬県太田市の私立常磐高校で、剣道部の特別コーチ(26)が指導中に部員の生徒に暴力や暴言を繰り返していたことがわかった。主将の生徒が指導を苦にして「死にたい」などと発言して保護される騒ぎがあり発覚。学校側が調査し処分を検討していたものの、コーチは2月14日付で退職願を出し即日受理。
2019年3月18日 大阪府警は同日、「同年3月8日、勤務校で担任クラスの1年男子生徒に平手打ちや首を絞めるなどの暴行を加えてケガをさせた」として、大阪市立此花中学校の男性教諭(33)を傷害容疑で逮捕。
2019年5月6日 茨城県高萩市教育委員会は、同市内の市立中学校3年の女子生徒が「所属していた卓球部での顧問の暴言」を苦にしたと訴えるメモを残し、同年4月30日に自殺していたと発表。教育委員会の調査で、顧問教諭が日常的に部員全体に対して、暴言をともなう不適切指導をおこなっていたことを確認。また当該顧問教諭が暴力行為や威圧的行為をおこなっていたという訴えも寄せられ調査中だったともされる。
2019年7月5日 「さいたま市立小学校2年だった2012年当時、担任教諭から暴行やいじめを受けPTSDを発症した」として被害児童らが訴えていた民事訴訟で、さいたま市と担任教諭(依願退職)が解決金を支払う内容で、さいたま地裁で和解が成立。
2019年10月21日 高崎商科大学附属高校(群馬県高崎市)の男性教諭が、1年男子生徒の座っていた椅子を引きずり倒すなどの行為をおこなった。一部始終がSNS動画でアップされ、学校側は当該教諭を自宅謹慎処分にした。
2019年10月23日 大阪府立支援学校で中等部を担当する40代男性教諭が2019年9月、痛めていた小指に男子生徒が触れたことで激痛が走ったことで「頭が真っ白になった」として、「障害者だからといって許されると思うな」「ぶん殴るぞ」と暴言を吐きながら、歩くのに介助が必要な当該生徒をつかんで引きずり回したり、胸を突くなとしていたことが発覚。教諭は2019年10月現在自宅待機処分となっている。
2019年10月24日 「2018年9月に担任クラスの生徒の頭を殴るなどした上、2019年2月に実施された『体罰』アンケートで当該生徒と保護者がそのことを記していたことに気づいてアンケート用紙を不正に破棄して隠蔽を図った」として、埼玉県教育委員会は同日付で、県立桶川西高校の男性教諭(30)を減給10分の1の懲戒処分にした。
2019年10月28日 石川県の私立星稜高校のサッカー部で、総監督で副校長も兼任する同校職員が、部員に暴行や暴言などのパワハラ行為を繰り返していた疑惑と、部内経費を自身が関係する団体を通じて「還流」していた疑惑が内部告発され、調査のために同年10月25日より職務停止・自宅待機措置になっていることが報じられる。
2019年11月1日 愛媛県の私立聖カタリナ高校で2019年10月中旬、生徒指導担当の女性教諭が3年の女子生徒のカバンを強く引っぱってアザを付けたり、「学校を辞めろ」などの暴言を吐いたとして、学校側は当該教諭を役職解除・降格の処分にした。当該教諭は学校側の聴き取りに対して「間違いない」と事実を認めたという。
2019年11月9日 徳島県藍住町立小学校で2019年10月、5年の宿泊学習に同行していたカメラマンが児童の胸ぐらをつかむなどしたとして、保護者が被害届を出していたことが報じられる。当該カメラマンは卒業アルバム用の写真撮影のために学校側から依頼されたという。写真撮影方法をめぐって、宿舎内で児童が教師に不満を訴えているところに当該カメラマンが通りかかり、立腹して行為に及んだとみられるという。
2019年11月13日 奈良県の私立東大寺学園高校で2019年7月、修学旅行先の北海道で、教諭が2年生の生徒を平手打ちしたことが発覚。
2019年11月13日 佐賀県立佐賀北高校バスケットボール部顧問教諭が常習的に「体罰」・暴力行為や「死ね」など暴言を繰り返していたことが発覚。学校側が同日に記者会見をして事実を認めた。
2019年11月21日 お茶の水女子大学付属中学校(東京都文京区)で2019年9月、男性教諭が2年男子生徒を足蹴りし、肋骨骨折のケガを負わせていたことが発覚。
2019年11月27日 京都府八幡市立中学校2年の男子生徒が、「生徒指導担当教員から大声で威圧される、目の前の椅子を蹴り上げられるなどの行為を受け、恐怖感から登校できなくなり、不安抑うつ状態と診断されるなどした」として、京都市に対して慰謝料275万円を求める訴訟を京都地裁に起こした。
2019年12月3日 滋賀県大津市立堅田小学校で、6年担任の男性教諭が、児童に暴言を繰り返すなどして担任を外されていたことが発覚。
2019年12月4日 浜松市立小学校に2006年度に入学し特別支援学級に在籍していた児童が、在学中に3年時を除く歴代の担任教員らから平手打ちを受けたり「学校から出て行け」などの暴言を浴びせられるなどした、「肉体・精神的な苦痛を受け、恐怖の中で学校生活を送らなければならなかった。今でも夢に出ることがあり、苦しみ続けている」として、浜松市に550万円の損害賠償を求めて、静岡地裁浜松支部に提訴。提訴時に当該児童は未成年で両親が法定代理人となり、「両親は2017年に事件を把握した。消滅時効は完成していない」とした。
2019年12月26日 「2019年11月、校外学習の引率中に児童の前髪をつかんで頭を揺さぶるなどして首にケガをさせた。当該児童は恐怖心から一時学校に通えなくなった」として、沖縄県教育委員会は同日付で、県中部の公立小学校校長を停職3ヶ月の懲戒処分にした。